Y!オーサー

内田良

名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授

内田良

学校リスク(スポーツ事故、組み体操事故、転落事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式、教員の部活動負担・長時間労働など)の事例やデータを収集し、隠れた実態を明らかにすべく、研究をおこなっています。また啓発活動として、教員研修等の場において直接に情報を提供しています。専門は教育社会学。博士(教育学)。ヤフーオーサーアワード2015受賞。消費者庁消費者安全調査委員会専門委員。著書に『ブラック部活動』(東洋館出版社)、『教育という病』(光文社新書)、『柔道事故』(河出書房新社)など。■依頼等のご連絡はこちら:dada(at)dadala.net

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    • 内田良

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      お父様、よくぞ声をあげてくださいました。
      「謝罪が欲しいというより、二度とこのようなことが他の学校でも起きないように、学校でトーチトワリングをやることには反対」というお父様の主張には、名古屋市・愛知県の教育行政関係者は耳を傾けるべきだと思います。

      「罰が当たった」といった学校側の発言が問題なのはもちろんのことですが、「足で踏みつけても火が消えなかったので、トーチを消すためのバケツに手を突っ込んで消火」というのは、これは消化のための準備がちゃんとできていなかったのではないかと推測されます。
      いずれにしても、電光のトーチ棒にすれば、子どもは命をかける必要がなくなりますし、細かなマニュアルも不要です。

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    • 内田良

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      学校側の危機意識は、きわめて低いと言わざるをえません。
      危険なことを子どもにやらせておいて、火傷したら、「罰が当たった」と。
      信じられない発言です。

      これに加えて、私がとりわけ問題だと感じるのは、火傷事案が起きてもなお、予定どおりに本番で子どもたちに演技を実施させた点です。まったくもって、危機意識がありません。
      これはちょうど、巨大組み体操で骨折などの負傷事故が起きても練習をつづけ、本番も実施してきたことと、何ら変わりはありません。

      なお、この「トーチトワリング」といわれる活動は、愛知県の小中学校でとても盛んです。明らかに大きな危険と隣り合わせのことを、有志とはいえ、子どもたちにやらせています。
      火を振り回すこと自体も危険ですし、集団演技なので隣どうしの距離も近く、きわめてリスクが高い活動です。トーチを電光のものに置き換えるなど、一刻も早く対策をほどこすべきです。

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    • 内田良

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      同程度の暴力やネグレクト(養育の放棄)を受けた場合に、年齢が低いほど容易に命を落としてしまうということも、合わせて考えねばなりません。乳幼児の虐待防止には積極的な介入が必要です。
      他方でこれは裏を返すと、年齢が高くなるにつれて、多少の暴力やネグレクトでは命を落とさない。毎日が地獄のような日々がつづいていくことになります。その意味では、亡くならなければよい、というふうに考えてはなりません。

    • 内田良

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      まずもって、教育活動のなかで生じるケガについては、仮にそれが無理矢理なことをさせたがゆえに生じたとしても、「教育の一環」という言い訳がきくため、なかなか法的な責任を問いにくいという事情があります。
      そして、記事中ではさりげなく書いてありますが、「公立高校であれば、監督個人に対しては責任を問えません」。つまり、監督が無理をさせたとしても、自治体がその賠償責任を負うことになっているのです。こうなると、どうしても監督としては自身の法的責任について鈍感にならざるを得ません。ましてや多くの公立小中学校の場合、何か大きな事件や事案があったとしても、翌年もほぼ同数の子どもが入学してきます。
      このように、厳しい指導が問題視されにくい土壌のもとで、学校の部活動が今日もおこなわれています。

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    • 内田良

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      まさか…と信じたくない事態です。
      このような幼い子どもへの暴力のケースでは、保育所であれ家庭であれ、大人の側が「やっていない」と主張したときに、もう何も見えてこなくなるので、事実究明がとても難しいです。
      ただし、たとえば「体罰という言葉で一つにしてしまうと、私はないと思う」という園長の発言にあるように、事実究明の際には「体罰」という言葉で議論するのはよくありません。
      暴力事案において、「体罰」や「虐待」の疑いをかけられると、大人は「やってません」と答えます。
      でも叩いたかどうかについて問うと、「叩きました」となります。
      実際に園長は、「何度も注意をしても(園児が物を)まだ投げる、まだ投げるっていうときには、『危ないよ』って言って(手をたたくことは)というのはあります」と答えています。
      できるだけ客観的に行動を把握できる言葉で事実究明をしたうえで、その行動の是非を問うていく必要があります。

    • 内田良

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      昨年、中学校ラグビーの関東大会で、大会が平日に開催されたために、授業を重視した慶応中が大会に参加しないということがありました。競技会場が確保できずに、平日開催になったとのことでした。
      今回の高校野球の件も同じように、日程に無理があるために生徒が参加できないというのはつまり、大人の事情によるものです。
      問題なのは、日程だけではありません。炎天下のなかで大会が開催され、日中に試合がおこなわれています。インターハイは、ちょうどいまこの時期に開催されています。
      教育活動の一つ、運動部活動の頂点に位置する全国大会において、生徒が酷使されているというのは、何とも皮肉です。

    • 内田良

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      監督さんは苦渋の決断だったと思います。
      いままでは、一部の生徒の犠牲のうえに、高校野球の感動ショーが成り立っていました。感動の物語に仕立て上げてきたマスコミの責任も大きいです。
      もう生徒を酷使して、大人が感動を得るという仕組みをやめにしましょう。
      そして、こんな悔しいことが起きないように、甲子園大会や地方大会のスケジュールや球数制限等のルールについて、大胆な改革が必要です。
      野球だけではありません。いますでに運動部の全国大会であるインターハイが始まっています。他の部活動においても生徒は、過密スケジュールのなか、闘っています。
      部活動とは、大人のためのショーではなく、学校教育活動の一環だということを忘れないようにしたいものです。

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    • 内田良

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      自殺というと、私たちはすぐに学校での「いじめ」を想像します。たしかに学校生活がしんどいのはそのとおりなのですが、家庭では玄関の扉の先は、真っ暗闇です。自死があっても、第三者委員会等の調査が入ることもありません。もっともっと私たちは、真っ暗闇の家庭にこそ、目を向けていかなければなりません。

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    • 内田良

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      GW中に中学校の何名かの先生に会いました。
      つい数年前まで、部活動指導では人格否定の言葉を含めて、いつも怒鳴っていたとのことです。そのことのおかしさに気づき、一気に方針を転換したとのこと。いまでは、部活動そのものを大幅に縮小しているようです。
      逆にいうと、学校の部活動で上から怒鳴りつける文化が学校に定着してしまっている。根深い問題です。

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    • 内田良

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      いじめもまったく同様。件数が多いから「悪い」ではなく、むしろそのほうが「よい」のではないかという考え方が必要。つまりしっかりと対応したから件数としてあがってきている。私たちが無関心であるほど、児童虐待やいじめの件数は、限りなくゼロ件に近づく。

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