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大須賀覚 認証済み

がん研究者

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大須賀覚

がん研究者 / アラバマ大学バーミンハム校助教授。筑波大学医学専門学群卒。卒後は脳神経外科医として、主に悪性脳腫瘍の治療に従事。患者と向き合う日々の中で、現行治療の限界に直面して、患者を救える新薬開発をしたいとがん研究者に転向。現在は米国で研究を続ける。近年、日本で不正確ながん情報が広がっている現状を危惧して、がんを正しく理解してもらおうと、情報発信活動も積極的に行っている。Twitter (フォロワー4万人)。著書に「世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療」(ダイヤモンド社、勝俣範之氏・津川友介氏と共著)。わかりやすくて、温かい、がん情報を発信していきます。

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    • 大須賀覚認証済み

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      誤解を招きそうな記事

      鍼灸のがん治療への効果は、米国国立がん研究所が現在判明してるのをまとめています。それによると鍼灸には、
      ・吐き気/嘔吐、疲労、口腔乾燥、ほてりの軽減効果が確認されてます
      ・免疫力上昇、腫瘍縮小効果などは確認されてません

      鍼灸はがんそのものを倒そうという目的で使うべきものではありません。標準治療をサポートする目的で使うべきものだと考えられてます

      過度に期待をして、標準治療をおろそかにしてまで、それだけに傾倒してしまったり、大金を使ってしまったりしないよう、注意をしてもらいたいと思います。

      ちなみに、私のコメントは坂本龍一氏への批判ではありません。実際のところはどんな経緯や気持ちがあって、治療選択したのかは不明ですので、それについては何もコメントできません。読者が鍼灸の効果について誤解を持つといけないと思い、鍼灸について分かっていることを紹介させてもらいました。

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    • 大須賀覚認証済み

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      すごい面白い研究です。

      この記事には未記載ですが、論文で著者達はこの臓器は口のうるおいに関わると推測しています。がんの放射線治療でこの臓器にダメージを与えた可能性のある人は、口が乾いて、飲み込みが悪くなる副作用の発生率が高かったとも報告しています。今後に、新臓器をさけて放射線治療を行うと、副作用の防止につながるかもしれません。

      この時代に臓器レベルの大きな組織が、新たに見つかることには驚きました。MRIなどの形を見る検査では、周辺との境界がはっきりとはせずに、発見には至らなかったのですが、PSMA-PETという特殊な画像検査を使うことで、浮かび上がってきて発見されたという経緯があります。特殊なPET検査を利用すると、まだまだ他にも新臓器が見つかる可能性もあるのかもしれません。その点でも大変に興味深いです。

      人体にはまだまだ未知があるものなのですね。

    • 大須賀覚認証済み

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      今年のノーベル医学生理学賞はC型肝炎ウイルスの発見に貢献した3氏に贈られました。

      C型肝炎ウイルスは血液を介して人から人へとうつり、肝臓で炎症を起こして、肝硬変や肝臓癌を引き起こします。かつてはこのウイルスの存在が不明で、輸血をした後にこの病気になる人が世界中で大量にいました。

      3氏の研究でこのウイルスが同定され、その後の検査・治療法の開発と繋がり、今では予防・治療可能な病気となりました。

      この発見は数百万人の命を救ったとされ、医学研究の歴史にさんぜんと輝く偉大な成果の一つです。まさにノーベル賞に相応しい研究成果だと言えます。

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      「OOを食べると、がんになる(ならない)」という話に興味を持つ人は多いですので、このような一つの研究結果が紹介されて、「食べる食べない」の話題になることも良く見られます。

      しかし、食事と発がんの関連を調べる研究は大変に難しい研究で、多数の研究結果が集まらないと、一定の結論をつけられないため、このような一つの研究結果を見ただけでは、どのような行動を取るべきかは明確にはなりません。

      がんという病気自体が複数の要素が絡んで起こるもので、食事の影響はそもそも一部にしか過ぎません。また、人は常に食べて生きています。大豆のみを食べているわけではなく、大豆を食べない場合には他の食品を必ず食べるわけで、その食品も結果に影響を及ぼします。

      もちろん、このような研究を積み重ねていくことは大切で、価値ある研究であるのですが、一般の人がその結果を持って一喜一憂するのはやりすぎだと言えると思います。