小川たまか

ライター 報告 オーサー

>娘は医師との面談を重ねる中で、父親への怒りを爆発させ、

この部分を補足すると、控訴審で出廷した精神科医は、被害者について「一見淡々としているため、周囲に誤解を与えやすい」と証言していました。「面談を重ねる中で」とあるように、長時間の面談を行う中で、ようやく怒りの感情が出たのではないでしょうか。傷ついている被害者は感情を凍りつかせてしまうことがあります。

また、検察側から被害者が嘘をついたり過大申告をしたりしている可能性について問われた際の精神科医の回答は、「むしろ過少申告していると思う。本当は治療しながら聞けば、もっと(被害内容を)言語化できるはず」でした。性虐待の被害者に見られるこのような複雑な心理状況や、精神的な支配についての理解が広まればと思います。

裁判が終了した後、被害者に対して、精神的なケアや環境面でのサポートが充分に行われることを願っています。

こちらの記事は掲載が終了しています

小川たまか

ライター

初の単著『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)発売中。ライターです。主に性暴力、働き方、教育などの取材・執筆をしています。カウンセラーではないので、ケアを受けていない方からの被害相談は基本的に対応できません。お仕事、講演のご依頼は、info.mapt7@gmail.com ※スタッフが対応します。NAVERまとめへの転載お断り。

小川たまかの最近の記事

小川たまかの最近のコメント

  • 文春に記事差し止めを請求 事務所社長がアイドル志望者に“わいせつカメラテスト”トラブル写真

    文春オンライン 5月20日(水) 16時00分

    小川たまか

    |

    「A子さん以外の未成年を含む被害者や、現役メンバーが愛知県警に訴えた被害の内容についても詳しく報じて...続きを読む

  • こちらの記事は掲載が終了しています

    小川たまか

    |

    性犯罪の被害者に対する支援金制度としては、たとえば名古屋市が支援対象に「強制性交等罪、監護者性交等罪...続きを読む

Yahoo!ニュース オーサーコメント