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饒村曜

気象予報士

饒村曜

1951年新潟県生まれ。新潟大学理学部卒業後に気象庁に入り、予報官などを経て、1995年阪神大震災のときは神戸海洋気象台予報課長。その後、福井・和歌山・静岡・東京航空地方気象台長など、防災対策先進県で勤務しました。自然災害に対しては、ちょっとした知恵があれば軽減できるのではないかと感じ、台風進路予報の予報円表示など防災情報の発表やその改善のかたわら、わかりやすい著作などを積み重ねてきました。2015年6月新刊『特別警報と自然災害がわかる本』(オーム社)という本を出版しました。

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      大雨が降った時には土砂災害が発生する危険性が非常に高まりますが、大雨が降っていなくても、土砂災害が発生することがあります。

      気象庁と都道府県とが共同で発表する土砂災害警戒情報は、増加傾向にある土砂災害被害を軽減するために有効な防災情報ですが、すべての土砂災害を対象としているわけではありません。

      あくまで、大雨警報発表中において、大雨により土石流や集中的に発生する急傾斜地崩壊の危険度が高まった市町村を特定して発表するものです。

      大雨とは直接的な関係がなく、技術的に予測が困難である地すべりやがけ崩れ等の土砂災害は、最初から、全ての土砂災害についての情報ではありません。

      このため、土砂災害警戒区域では、土砂災害警戒情報の発表の有無に関わらず、対象外の土砂災害が発生する可能性があります。
      崖の亀裂や小石の落下など、通常と違う状態が起きているかどうか、日ごろから気をつけておく必要があります。

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      雪崩は、山の斜面の雪が重力の作用によって目に見える速さで崩落する現象のことです。そして、雪崩という現象は、大雪が降れば、程度の差こそあれ発生しています。雪崩は、雪崩層滑り面の位置によって底雪崩(全層雪崩)と新雪雪崩(表層雪崩)に分類され、このうち、底雪崩は、主として春先の融雪期に起こる雪崩、新雪雪崩は主に冬の最中に発生する雪崩です。
      トマム付近のアメダス「占冠」の観測では、春先のように、日中の最高気温が0度近い日が続き、積雪は40センチ程度で直近では大きく増えていませんので、底雪崩の可能性があります。底雪崩は、発生場所はほぼ決まっていて、雪間に割れ目やしわ、こぶが生じるなど、発生の前ぶれが現れることが多い雪崩で、スキー場内であれば、あらかじめ管理者から危険を警告していると思います。
      バックカントリーを日本に不慣れな外国人が行動することに対し、特別な情報提供が必要ではないかと思います。

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      冬の季節風の先陣であり、木枯らしが吹くときは、冬支度の始めるときと言われます。このため、気象庁では、近畿地方と島嶼部を除く東京都(東京地方)だけに「木枯らし1号」お知らせを発表しています。ただ、近畿地方と東京地方の発表基準が違っています。一番大きく違う点は、「木枯らし1号」の対象期間で、近畿地方が「霜降(10月23日頃)から冬至(12月22日頃)までの期間」であるのに対し、東京地方が「10月半ばから11月30日までの期間」です。
       たまたま、今年は、近畿地方で11月4日に吹き、東京地方を先行しましたが、東京地方より冬の訪れが少し遅い近畿地方は、「木枯らし1号」が遅く吹くことも考慮して、〆切期間を長くしているものと思います。
       近年、冬の訪れが遅れていますので、東京地方も、近畿地方並みに〆切期間を長くすれば、季節感を表す「12月の木枯らし1号」の情報が発表できるのではないかと思います。

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      台風6号が7月26日9時に発生しました。
      秋の台風の経路は放物線を描きながら接近することが多い(台風進路が西ー北西ー北ー北東と変化する)のですが、7月の台風の経路は少し違いL字型の接近です(台風進路が北ー東と変化する)です。
      上空の風が弱い範囲が広く、日本の南海上で発生した台風はゆっくり北へ進み、その後、上空に偏西風が流れている日本付近にくると急に向きを東に変えます。
      発生したばかりの台風6号の進路予報をみると、典型的な7月の台風の経路のようです。

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      強い日射により各地で猛暑の予報となっていますが、下層に暖かくて湿った空気が流入している時の猛暑です。同じ気温でも、湿度が高いと体にかかる負担は大きくなりますので、こまめに水分補給や涼しい所で休むなどの暑さ対策がより一層必要です。
      また、下層に暖かくて湿った空気が流入しているときは、大気が不安定になります。大気が不安定となるのは、上層に冷たい空気が流入しているときだけでなく、上層に乾いた空気が流入、下層に暖かい空気が流入、下層に湿っている空気が流入しているときも大気が不安定になります。局地的ですが、積乱雲が発達し、落雷や激しい雨が降ることがありますので、海や山では黒い雲の発生に注意が必要です。

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      橋の欄干に流木等がからまると、その時点から次から次への流木等が一気に溜まってダム状態になって危険な状態になることは、私が経験した平成16年の福井豪雨における足羽川など、珍しくありません。川の水位が欄干近くまで上昇したら、ダム状態になる可能性がありますので、橋が大丈夫でも橋の近くでは警戒が必要です。また、橋が壊れると、溜まっていた水と流木等が一気に流れますので、下流は非常に危険な状態になります。
      ここまで大規模でなくても、家の周りの排水溝がつまり、水が流れなくなって床下・床上浸水することはよくあることです。雨が降る前に行う家の周りの排水路の点検と掃除は、日頃からの大きな防災対策です。

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      黒潮は、非蛇行期間(接岸)、非蛇行期間(離岸)、大蛇行期間という3つの流れ方があり、非蛇行期間(接岸・離岸)と大蛇行期間を定期的に繰り返しています。
       黒潮の大蛇行が最初に発見されたのは昭和8年(1933年)ですが、詳細にわかるようになったのは昭和50年(1975年)8月の大蛇行からです。
       大蛇行の原因については、今でもはっきりしたことはわかっていませんが、大蛇行が頻繁に発生する年代と、あまり発生しない年代があります。そして、はっきりとした周期ではありませんが、ほぼ10年に一度くらい発生しています。

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      台風21号が総選挙投票日の日曜を北上し、上陸の可能性があります。投票所となっている学校は避難場所になっていることが多く、選挙事務に動員されている自治体職員の多くは防災対応の職員です。テレビ報道も開票作業が始まると選挙特番に変わり、台風報道が短めになることが考えられます。
      普段の台風接近とは、10月に接近する以外でも、多くの点で違います。
      特殊性を理解し、早め、早めの防災行動が必要です。

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      気象衛星「ひまわり」から台風を見たとき、雲が衰弱しているように見えても、実際に台風の風や雨が弱まるのは、しばらくたってからです。
      現在でも、台風21号の目がはっきり見え、発達していることを示していますので、台風はあまり衰弱することなく接近または上陸しますので警戒が必用です。

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