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中山祐次郎

一介の外科医

中山祐次郎

1980年生。聖光学院高等学校を卒業後2浪を経て、鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院で研修後、同院大腸外科医師(非常勤)として10年勤務。2017年2月から福島県高野病院院長を務め、現在福島県郡山市の総合南東北病院外科医長として、手術の日々を送る。資格は消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医(大腸)、外科専門医など。モットーは「いつ死んでも後悔するように生きる」。著書は「幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと〜若き外科医が見つめた『いのち』の現場三百六十五日〜」(2014年3月 幻冬舎)。Yahoo!ニュース個人では2015年12月、2016年8月、2017年6月のMVA賞を受賞。

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    • 中山祐次郎

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      「1000億本割れ」は、JT(日本たばこ産業)の販売した本数です。国内全体のたばこの本数ではありません。ただ、国内全体で見ても、2017年は1,137億本で前年度比マイナス12.7%ですから、紙巻きたばこの売り上げは減っているのでしょう。

      これは、「禁煙する人が増えた」と考えていいのでしょうか?

      答えは部分的にYesです。
      喫煙者率は19.3%→18.2%(2016年→2017年、JT調べ)であり、推計で110万人喫煙者が減っています。それに加え、加熱式たばこへの移行が影響しています。もともと紙巻きたばこを吸っていた人が、加熱式たばこに切り替えた結果ではないかと思われます。なお、今後喫煙者は電子タバコにさらにシフトしていくでしょう。
      ちなみにJTはそれを見込み、すでに海外の電子タバコ大手2社を買収しています。

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      「薬漬け」とは過激な単語ですが、高齢者に多数の薬を処方することは医療界でも問題になっています。
      この問題は「ポリファーマシー」と呼ばれており、数年前からやっと議論が始まったところです。
      薬を多く処方したからといって、医者の給料が上がるわけではありません。ではなぜ医師は、多くの薬を処方してしまうのでしょうか。
      理由の一つには、上で市川衛氏が指摘するシステムの問題があります。医師は、その患者さんがいくつ薬を飲んでいるか、「おくすり手帳」でしか把握することができません。複数の病院で薬が出されていても、「おくすり手帳」に書いていなければ把握することは不可能なのです。
      加えて、「高齢の患者さんの全体像をみて治療できる医師が少ない」点が挙げられます。医師は病気に対して薬を処方するので、高血圧・糖尿病・骨粗しょう症と腰痛があれば簡単に薬は10種類を超えます。我々医師も学んでいかねばならない問題です。

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      医師としてコメントします。加熱式たばこは、最近大流行している新しいたばこです。iQOS(アイコス)やPloom TECH(プルームテック)など、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。これらは、従来の火で燃やすたばこに代わり、加熱することで有害物質を減らすというふれ込みで開発、販売されています。
      しかし、これらがこれまでのタバコと比べ安全であるという証拠はありません。ですから専門家の集団であるいくつかの医学会は、発売当初から健康への懸念をかなり強く主張しています。
      たまに飲食店などで禁煙席でも「加熱式たばこはOK」としている店がありますが、医学的な根拠はありません。ですからこの厚労省の方向性は、健康を考えた場合指示すべきものだと考えます。
      なお、これらの加熱式たばこを売っている会社は、JT(日本たばこ産業)とフィリップモリス社などのたばこ会社が数年前に買収するなどしています。

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      医師としてコメントします。
      もし容疑者が覚せい剤の常用者で、依存症になっているとしたらとんでもないニュースです。
      あまり知られていませんが、薬物の依存症は、実は治りません。一生ついてまわります。薬物から完全に抜けたと思っても、その薬物を使った場所や使った道具と似たものを見ただけで思い出します。一度依存してしまったら、使用したい欲望と戦い続ける苦しい生涯を送らねばなりません。ですから再犯率は高く、覚せい剤では64.5%でした(H.26)。ちなみに完治はしませんが、治療により回復はします。
      しかしなぜ高校教師が覚せい剤を入手したのでしょうか。入手ルートについての解明と報道こそが、こういう事件を減らすのではないでしょうか。覚せい剤で逮捕される人は年間約12,000人もいるのです。

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      医師としてコメントします。私は半年前まで東京で医者をやっていて、今は地方(福島県)で働いています。すると、「高齢者のお元気さ」にずいぶんと差があるように感じます。福島の方は90歳近くても平気で毎年畑に出る人がザラです。こういったライフスタイルも、寿命の伸びの差を生んでいるのかもしれません。
      また、多くの方がコメントしているように、健康寿命についても都道府県別に調査していただきたいですね。

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      腹痛を専門とする医者の立場からお話します。
      福山博之投手、なるべく早く「腹痛トレ」は止めていただきたい。私は心配です。
      生で牡蠣をたくさん食べると、ノロウイルスに感染する危険性があります。感染するかどうかは確率の問題ですが、たくさん食べれば危険は増すでしょう。ノロウイルスは感染力がとても強いので、福山投手のチームメイトや同居者などにうつる可能性があります。
      また、生肉を食べると、腸管出血性大腸菌などの命に関わる菌に感染する危険があります。ケモノであればA型肝炎から劇症肝炎となり死亡したり、寄生虫も多くいます。
      この「腹痛トレ」は、医者が聞くとまるで「交通事故にあっても翌日にいいプレイが出来るように、横断歩道は赤信号で渡るようにしている」のように聞こえます。
      確かに、菌が全く体に入らなければそれを防御する力(=免疫力といいます)は備わりませんが、福山投手のやり方は極端です。心配です。

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      ノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行しています。
      家族や同居人などに「げり」「おうと」などがある人を見かけたら、十分にせっけんで手洗いをしてもらいましょう。詳細は私の記事にも書きましたが、感染性胃腸炎の原因がノロウイルスかその他の原因かでは、かかった本人の治療はあまりかわりません。仕事や学校を休み、水分を十分に取ることです。そのような症状のある人がお年寄りや持病のある方である場合は、かかりつけの医師を受診しましょう。そうでない、もともと元気な方であれば、基本的には医師にかかる必要はありません。というか、病院を受診してもあまり治療はありません。やるとすれば脱水の人に点滴をするくらいですが、点滴は口から飲む水とそう大して変わりません。口から飲めない場合などに受診するのが良いでしょう。
      あまり知られていませんが、ノロウイルスは正式名称を「ノーウォークウイルス」と言います。

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      がん治療を専門とする医師としてコメントします。
      この記事は今パリで開かれている学会において、Kevin Shieldsというカナダの研究者が発表した内容を取材した記事です。
      もともとお酒(アルコール)は口の中やのどのがん・食道がん・肝臓がん・大腸がんと女性の乳がんの原因の一つである可能性がWHOにより指摘されており、日本の厚生労働省やアメリカ国立衛生研究所のホームページにも明記されています。
      この記事は、1年に36万人が飲酒によってがんが発症し死亡に到った可能性があるとしています。この人数をどう評価するかは難しいところですが、「アルコールががんの原因だった」という事実は専門家にとってはそれほど新しいものではありません。
      この記事ですぐに「がんになるからお酒を止めよう」とする必要はありませんが、暴飲や多量の飲酒はがん以外にも様々な病気の原因となりますから、適量を楽しむようにしましょう。

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    • 中山祐次郎

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      よくドラマ化される職業の代表である、医者としてのコメントです。
      ドラマはフィクションですから現実乖離と言う批判はややお門違いと感じます。それを言うなら、我々医師たちはほぼ毎シーズンに渡り、絶対にミスしない外科医などのとんでもない「現実乖離」の医者ドラマを見、産婦人科医がピアニストを兼任したり研修医が教授にたてつく「現実ではありえない」漫画を読んでいますがクレームをつけたことはありませんよ。現実非ざるからフィクションは面白いのです。

      しかし、「校閲」というあまり知られていない専門性の高い職で極端な設定をされると職業イメージが大きくゆがんでしまう可能性が高いのも事実。どこまで事実に沿った設定にするかという加減を脚本家が誤ってしまったのでしょうか。現実乖離過ぎると話題になるところまで勘定に入れていたら、それはそれで凄いですが。

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    • 中山祐次郎

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      医師としてコメントします。
      このニュースは抗菌せっけんという、やや特殊なせっけんを使うことで健康促進の意味が無かったどころか、健康に害があるかもしれないため販売を禁止したというもの。ただ、今回指摘されたいくつかの物質は多くの日本の薬用せっけんにも含まれています。今後、メーカーは動くことになりそうです。
      私は外科医で毎日手術をしていますが、実は手術をする前にもこの類のせっけんは使いません。普通の水道水とせっけんで手を洗い、アルコールを擦り込み手袋をして手術をしています。
      数年前からある、「抗菌」万歳の風潮に釘を刺すようなニュースでした。世の中の手すりやボールペンなどの抗菌グッズも一度検証されるべきですね。

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