Y!オーサー

中西正男

芸能記者

中西正男

立命館大学卒業後、デイリースポーツ社に入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。2003年、故桂米朝さんにスポーツ紙として異例のインタビューを行う。「上方漫才大賞」など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、株式会社KOZOクリエイターズに所属する。現在、ABCテレビ「おはよう朝日です」、読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」などにレギュラー出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞する。また、CNN、BBC、ニューヨークタイムズなどが使用する記事分析ツール「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。

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      「そら、フジモンくらい優しかったらモテるけど、マネしようと思ってもオレには無理やわ」

      藤本さんと同年代の芸人さんから、何度このフレーズを聞いたか分かりません。

      木下さんの引退は、所属事務所との信頼関係、タピオカ店との交渉、世論の風…。どの点でもかなり厳しい状況を突き付けられての結論だと聞きます。

      四面楚歌になりかねない中で、光となるのが藤本さん。そう見ている関係者はたくさんいます。

      もちろん、今は男女の関係でもないし、芸人仲間にも「復縁なんてありえない」と話してらっしゃいます。

      ただ、それでも今回こうやってすぐにコメントを出した。いろいろな見方はあると思いますが、僕は根底にあるのは優しさだと確信しています。

      こんなところで打算でコメントをする人に対して、物事の本質を見抜く芸人さんたちが「フジモンは優しい」なんて言葉を使うはずがありません。

      そこだけは強く、強く、断言します。

    • 中西正男

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      6月19日、営業が再開された日に大阪・なんばグランド花月に取材に行きました。

      858席のうち使えるのは112席。座れない席にはテープが貼ってあるのですが、テープが貼っていない席を探すのに一苦労という感覚でした。

      公演が始まっても、観客同士が離れているので、笑うことに躊躇する。

      横の人が笑っているから、自分も恥ずかしがらずに笑える。劇場内ではそういった心理が働きますが、そこがないため、笑い声が大きくなりにくく、芸人さんたちも、何とも言えないやりづらさを感じていました。

      ただ、それでも、それでも、やっぱり、劇場の力を感じたのが、演者は舞台に、そしてお客さんは客席に入った瞬間、顔がほころんでいました。

      人の心を高揚させる独特の空気。それが劇場にはありますし、劇場で得た心のパワーがコロナ禍で停滞している空気を押し上げることに繋がれば。そんなことを願わずにはいられませんでした。

    • 中西正男

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      活動再開が発表されましたが、僕が取材する限り、具体的に大きな仕事が入ったから復帰を発表したということではない。

      「とにかく、もう一回、仕事がしたい」という木下さん本人の強い意志で踏み切ったことだと聞いています。

      これまでは表舞台に出てきていなかったので、活動自粛に至った中で出ていたトラブルに対し、会見などを開くことはありませんでしたが、再始動するならば「いったい、何がどうなっていたの?そして、今、どうなっているの?」という多くの人が持っている疑問に対して答えない限り、ずっとノドに骨が刺さっているような違和感を覚えたままになってしまいます。

      そして、言わずもがな、芸能界は需要があればオファーに繋がりますが、それがなければ、何も仕事がない。

      極めて厳しく、極めて真っ当な則に身を置くことになります。

      そこで出てくる現実が、木下さんに対する世の中の声にほかなりません。

    • 中西正男

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      会見に足を運びましたが、言葉にはしっかりと熱がこもっていました。ただ、今後のビジョンに関しては具体的なものが見えませんでした。

      ジャニーズ事務所も「NEWS」もファンも愛している。ならば、なぜそこを出るのか。ジャニーズへ愛を語るなら、それを上回るほどのやりたいことを明示しなければ聞く側としては腑に落ちない。

      手越さんは「自分はウソがつけない」と繰り返していました。会見後、再度周囲を取材した中でも、手越さんの発言と大きく異なる事実はなく、会見で話していた内容は本当のことだと認識しています。

      ただ、会見を開くには、説明すべきものの準備が整っていなかった。それによってモヤモヤ感が生まれてしまったのは間違いありません。

      今後、どんなことをしていくのか。そして、それによってファンをどれだけハッピーにできるのか。

      それが唯一にして最大のポイントです。それも間違いありません。

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      勝新太郎さんの時代と今では、芸能人に求められるものが違います。芸人さんと話していると、偽らざる本音も多々聞きます。

      「真っ当な道を捨てて、覚悟を持って芸人になった。道の真ん中は歩けないが、その分、道からはみ出すこともできる。それが芸人のはずだった。しかし、今は誰よりも道の真ん中を歩けと言われる」

      多くの芸人さんは、そう思いつつも、言いつつも、2020年に合わせた生き方をしています。

      昔からよく“芸人に下手も上手もなかりけり、行く先々の水に合わねば”と言われます。

      この解釈は幾重にもありますが、渡部さんの行動、そして報いも、この言葉の範疇にあるような気がしてなりません。

      佐々木希さんと結婚するという“先”を選んだ時点で、自ずと生き方は定まる。

      渡部さんほどシュッとした方が分かってなかったとは思えませんが、今回の流れが“水に合ってなかった”ことだけは間違いありません。

    • 中西正男

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      傷つけない。

      数カ月前、Yahoo!拙連載でインタビューをした時にも、そのワードを幾重にも感じました。

      こちらの質問や話を一回も否定しない。話の入りは必ずこちらへの肯定から。結果、これでもかと話しやすい空気が生まれていました。

      仕事柄ツイッターなどで誹謗中傷を受けることもありますが、そこに対しても独特の優しさを見せていました。

      「自分が言われることは見ていただいている証拠だと考えているんですけど、気の毒だと思うことがありまして。僕にキツイ言葉を投げかけてくる人のアイコンが、その人が好きなアイドルの顔とかになっていることがあって。そうなると、そのアイドルさんがキツイ言葉を言ってるみたいな見た目になってしまう。それは本当に気の毒だなと思うんです」

      どこまでも丸く、どこまでもマイルド。

      この空気感は、とりわけ今の世の中にこそ、染みわたるものだと思います。

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      ご本人がすぐに完全否定をしているので、もう答えは出てはいるのですが、イモトさんの番組卒業という事実は、僕の取材でもありません。

      デイリースポーツの記者として13年半。今のような仕事になって7年。計20年以上、情報を扱う仕事をしていますが、一旦出た情報を上書きするのはとても困難です。

      最初に出た情報だけを見て、後から否定した情報は見ていない。そのパターンも、思いっきりありますし、広く「これが本当なんです」と伝えることは難しい。

      出来るだけ早く、そして、強く否定するしかありませんが、その意味で、今回は迅速な対応があったので、傷口は最低限で済んだと思います。

      改めて情報の正確性に対する意識。そして、危機管理はスピードが大切。いろいろなことを再認識させられた一連の流れでした。

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      高田さんとは読売テレビ・中京テレビ「クギズケ!」で毎週共演していますが、お酒の場でも本当にあのままの方です。

      以前、ある小料理屋さんを高田さんに紹介したら、あまりの紳士ぶりに、お店の全員がその日から熱烈な高田ファンになったこともありました。

      Yahoo!の拙連載でインタビューをした際に印象的だった話もあります。

      全国的に知られるきっかけになったフジテレビ「笑ってる場合ですよ!」。時事ネタを織り交ぜたコントをするコーナーがあり、その第一回を振り返ってこんなことをおっしゃってました。

      「緊張してたんでしょうね。ツッコミ的にメンバーの首を絞めるシーンで、顔面を絞めちゃって。そして、あまりにも力を入れすぎてたのか、気づいたら、メンバーの顔から血が流れてました。どこか気負いがあったんでしょうね」

      紳士で、真摯で、テキトー。この塩梅が高田さんのチャーミングさを作っているのだと思います。

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      1月30日、亮さんの復帰舞台となった淳さんとのトークライブ。僕も会場に足を運んでいましたが、あの日の硬い笑顔が約3カ月で本当に柔らかくなったと再認識しました。

      謹慎中、一時期は強い自責の念から心の状態が思わしくなく、謹慎が解かれても、芸人の仕事は続けられないのではないか。そんな声も耳にしました。

      常にスタッフを連れて亮さんの自宅を訪れ「君たちのお父さんは、仕事を休んでいても沢山の人に慕われているんだよ」という無言のメッセージを亮さんの子どもたちに送り続けた淳さん。淳さんの思いに応えるように明るく見守ってきたご家族。亮さんの復帰とその後をサポートしようというスタッフさん。

      あらゆる思いが笑顔の下支えになっていると強く感じています。そして、それだけの愛を注ごうと相手に思わせる亮さんの人柄。そこにこそ、果てしない奥行きを感じます。

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      バトンは受けない。

      これは、美学という領域になってくると思います。

      誰にとっても美学は重要ですが、自らが商品で、生き様も商品になる芸能人にとっては、より一層大切なものです。

      96年、勝新太郎さんが咽頭がん公表会見でタバコを吸ってらっしゃいましたが、それこそが美学であり、美学は人それぞれ。

      画一的な物差しは当てはまりません。そして、説明もしにくいし、説明するものでもない。

      だからこそ、衝突や誤解が生じるのかもしれませんが、それでも譲れないのが美学でもあります。

      バトンを受けるのも今の世の中に対するエールにはなるのでしょうし、バトンを受ける以外にもエールの方法はいくらでもあります。

      こんな当然のことを、当然のこととして受け流す。

      そんな当然すら失われているとは思いませんし、思いたくはないですが、もしこの先、そんなことが起こるならば、こんなに恐ろしいことはありません。

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