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中島恵

ジャーナリスト

中島恵

山梨県生まれ。フリージャーナリスト。著書は「日本の「中国人」社会」、「なぜ中国人は財布を持たないのか」「中国人の誤解 日本人の誤解」、「中国人エリートは日本人をこう見る」「なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?」、「『爆買い』後、彼らはどこに向かうのか?」、「中国人エリートは日本をめざす」、「中国人富裕層はなぜ『日本の老舗』が好きなのか」など多数。中国、香港、韓国などの社会&ビジネス事情を取材している。メルマガ「ジャーナリスト中島恵が語る中国&香港とっておきの話」→ https://www.mag2.com/m/0001685994.html

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      自動車業界に限らず、あらゆる業界で中国企業の「パクリ」はなくなりつつある時代に入りました。記事にあるように、中国の自動車メーカーは外資と手を組むことで技術やデザインを学び、自社ブランドを立ち上げられるだけの力をつけてきました。その成果が、今回のモーターショーにも出ていると思います。
      いつまでも、中国=パクリという先入観を持ち続けることは、思考停止に陥る危険性があると思います。むしろ、ネットから得る大量の情報や、海外で学んできた斬新なデザイン、発想によって力をつけた中国から、我々が真摯に学ぶべきものが増えたと認識するべきでしょう。しかし、完全に中国からパクリがなくなったわけではありません。現状をニュートラルに受け止めることが大切です。
      そして、中国は世界最大の自動車市場。これから1台目の自動車を買うという人がまだまだ多いのです。その潜在力は日本のメーカーにとって、間違いなく大きな魅力です。

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      なんといっても人口14億人の巨大な市場が魅力です。そこでこれからますますファンが増えていく可能性を探るのは当然でしょう。日本の有名人が海外に行くと素顔で道を歩けるような気安さがあるように、海外のメディアなら、ふだん日本では気を使ってなかなか書けないことを書けるという面もあるでしょう。中国のフォロワーが日本のフォロワーとは違う点に反応することも、おもしろい発見かもしれません。反響の効果で、中国の映画やドラマに出演するチャンスができたり、コンサートの機会も増えていくはずです。芸能人に限りませんが、これから中国マーケットをめざすなら、ウェイボーやウィーチャットという中国のSNSは、必ずやるべきツールのひとつだと思います。

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      そもそも魚は中国のお正月料理にも出される「おめでたいもの」で、その中でも、とくに赤や金色の模様が美しい錦鯉は中国人にとって「富と成功、幸運のシンボル」的な意味合いがあります。縁起がよい、として2018年は中国の流行語にもなり、スマホの待ち受け画面にする人まで続出しました。そうした画面上の錦鯉に加えて、企業経営者などの富裕層の間では、自宅の庭に実際に池を作り、そこで錦鯉を飼う人も増えています。ステータスの象徴であり、投資の対象にもなっているでしょう。これから先もしばらくは、中国で錦鯉のブームが続くと思われます。

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      「絵本」という言葉はポプラ社が中国に広めた日本発の中国語といってもいいくらいですね。同社は中国で花開いた日本企業のひとつだと思います。中国人の子どもにかける教育熱はものすごいです。中国には日本ほど多くの図書館はありませんが、大都市の図書館に行くと、親が子供に読み聞かせしている微笑ましい姿を見かけます。書店でも、児童書のコーナーが急速に充実してきました。かわいい装飾で、絵本の種類も豊富。
      これまでも伝統的に、中国では日本の小説(東野圭吾、村上春樹は専門コーナーまであり、他に渡辺淳一や川端康成、三島由紀夫なども人気)は人気ですが、トットちゃん、盲導犬クイールの物語など、自伝やルポも人気。さらに、稲盛和夫さんのビジネス本なども売れ続けています。中国の出版マーケットは、記事で紹介されているようにリスクもありますが、日本の市場縮小を考えるとき、もっと果敢に挑戦するべき可能性があると思います。

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      これまで転売に依存していた(結果的にそうなってしまった)ことにも問題があったと思います。中国の電子商取引法の影響で、ここまで日本のメーカーの業績に影響が及ぶことに改めて驚かされますが、これは逆にチャンスです。これを機に、日本のメーカーはもっと本腰を挙げて中国市場、中国の消費者を見極めていくべきでしょう。日本の製品やブランドだから売れるという時代は終わり、中国の台頭してきたメーカーとのがちんこ勝負となりますが、日本はもう1ランク、2ランク上の製品を作り、中国人から「さすが」と思われるような、「選ばれる」モノづくりをし、マーケティング、販売にも自ら力を入れていかなければいけないと思います。

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      中国人の訪日スキーブームは2~3年ほど前から始まっていましたが、今年は急激に増えました。2022年の北京冬季五輪に向けて、北京郊外ではスキー場が次々と建設され、スキーヤーが増えていること、普通の観光にあきてきた人々が、雪へのあこがれからスキーに興味を持ったことなどが理由。中国でも北は雪が降りますが、中国と日本では雪質が異なる上、施設も整った近距離の日本でスキーをやってみたいという人が多いのです。SNSでスキー場の情報が拡散した影響もあるでしょう。
       日本ではスキーウエアも種類が豊富で、経験のある指導員も多い。ソリやスノーボード、雪だるまづくり、温泉めぐり、地方のグルメも楽しめるなど、スキー場での楽しみも多いのです。
       日本でのスキーブームは約30年前。日本のスキー人口は年々減少していますが、爆買いと同じく、日本より30年遅れてやってきた中国のスキーブームはまだ始まったばかりなのです。

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      在日中国人が70万人を超え、彼らの存在感が高まるにつれて、このような構想が生まれるのは、よい悪いに関わらず、自然のなりゆきだと思います。商店街の高齢化や人口減少、シャッター街問題は深刻です。どうにかしなければなりません。しかし、もちろん、外からの観光客を当て込むといっても、地元の住民の賛同を得ることはとても大事なことでしょう。
       今、中華街と銘打って観光地化するのではなく、自然発生的に中華料理店が急増して地元密着型の中華街になりつつあるところとして、埼玉県川口市が有名になってきています。ほかにも高田馬場~早稲田、千葉などにいくつかできてきています。こうした流れは今後も増えてくると思われます。

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      今年の春節は2月5日(毎年変動)。公的には2月4日~10日までが春節休暇になりますので、この時期に観光旅行にやってくる中国人が激増します。中国人の訪日旅行には必ず観光ビザの取得が必要です(それぞれの所得や条件によって一次ビザ、数次ビザなど種類は変わります)
       早めに休暇を取り始める人はもう今週末くらいから取っていますので、春節休暇を当て込んだ商売をしている人は準備を早めに整えておくのがいいでしょう。また、富裕層の場合、春節の大混雑時期をあえて避けるケースが増えています。春節シーズンだけでなく、富裕層は春節後にもやってくる人がいます。そうしたことも念頭に置いておいたほうがいいでしょう。

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      日本に本格的な四川料理を伝えたのは陳建民さんですが、日本の麻婆豆腐は独自に発達を遂げたもので、中国・四川省の麻婆豆腐とはかなり異なる「日本風」の味の麻婆豆腐でした。しかし、日本に70万人以上もの中国人が住むようになり、日本に本場の味を出す中国料理店の出店もどんどん増えていく中で、本場の味を食べたことのある日本人や、調味料やレトルトでも本場に近い味を求める人が増えていくことは、ごく自然な流れだと思います。
       日本の中華料理は中国の中国料理とは似て非なるものだといわれていますが、今後、本場の味に近づいていくことはいいことだと思います。

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      中国で最も影響力のあるSNSが微博(ウェイボー)です。中国版ミニブログなどと訳されており、中国で約7億人以上の人が利用。アクティブユーザーも1億5000万人以上いるといわれています。中国の有名人の微博は数百万人ものフォロワーがいますので、木村さんの微博もあっという間に猛烈な数のフォロワーがつくことでしょう。
       中国では規制によりフェイスブックやLINEは基本的には利用できませんので、中国で大勢のファンに情報を伝達したり、宣伝したりするには微博や微信(ウィーチャット)の利用は絶対に欠かせません。
       今後、すでに有名な日本人の俳優や歌手、タレントが微博に参入していくことは必然である上、これから中国市場での活躍を目指す人、企業にとっても必要なツールだといえるでしょう。

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