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中島恵

ジャーナリスト

中島恵

山梨県生まれ。フリージャーナリスト。著書は「中国人は見ている。」、「日本の『中国人』社会」、「なぜ中国人は財布を持たないのか」「中国人の誤解 日本人の誤解」、「中国人エリートは日本人をこう見る」(以上、日本経済新聞出版社)、「なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?」、「中国人エリートは日本をめざす」(以上、中央公論新社)、「『爆買い』後、彼らはどこに向かうのか「中国人富裕層はなぜ『日本の老舗』が好きなのか」(以上、プレジデント社)など著書多数。中国、香港、台湾、韓国などの文化、社会事情&ビジネス事情を取材し、ネット媒体や書籍等に執筆している。

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    • 中島恵

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      北海道外からの観光客、とくに中国人観光客が大幅に減少したことが、今回の措置の決め手となったのでしょう。北海道を訪れる中国人観光客のうち、団体客は「白い恋人パーク」を訪れるのが定番ですし、個人客も空港や観光施設で「白い恋人」をほぼ必ずといっていいほど買っています。
      2015年の「爆買い」ブームの頃から流行り始め、中国の通販サイトでも販売されているほど大人気でした。新千歳空港のお土産ランキング(2019年)でも第1位となっています。
      北海道では、3月末まで観光客が減少し続ければ、道内の観光消費は200億円以上も減少するだろうという試算を公表しています。日本人の観光客も減っていますから、道内の他の観光施設でも、じわじわと影響が出てくることは必至でしょう。

    • 中島恵

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      数日前からの傾向ですが、日本の報道に注視し、日本の新型コロナ問題のゆくえを心配する中国人が非常に増えてきました。神戸のマスク盗難事件には「まさか日本でこんなことが起きるなんて!」という投稿や、ダイヤモンド・プリンセスから下船した人々が公共交通機関で帰宅することにも「信じられない・・・少し楽観的すぎるのでは・・・」などの投稿が目立ちました。日本の満員電車の存在を知っている中国人は、そのことによる感染拡大も心配しています。
      一方、名古屋駅前などで、在日中国人が購入したマスクを、日本人に1人1枚配布する動画なども、数多く投稿されています。
      中国ではマスクなしでの外出は警察に逮捕されますが、日本ではそうではないことに不安を感じ「日本でも全然マスクが足りていない。少しでも日本の方々のお役に立てれば」と思っている人もいます。

    • 中島恵

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      東京マラソンの開催についてかなり心配し、SNSで発信している中国人は確かに多いですが、日本に住んでいる中国人の間で、日本の対応を批判している人は、私の周りではほとんどいないです。そもそも、中国が原因でこうなったんですから・・・むしろ、身を縮めて生活している感じです。
      自分自身が中国人なので、日本にいて、もし感染してしまったり、誰かに移したら絶対にいけないと思い、かなり気をつけている人もけっこう多いですよ。
      私の周囲の中国人の間では、日本でのマスクの転売ヤー(中国人)について嘆く声が大きいですね。同じ在日中国人同士として本当に恥ずかしいことだ、情けないといっています。一口に中国人といっても、実に、いろいろな人がいます。

    • 中島恵

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      小さな香港は、水や食料、日用品、電力の一部など、生活に欠かせないものの多くを中国に依存しています。また、新型コロナウイルスの問題が発生する以前は、中国で手に入りにくいものを香港に買い出しにくる中国人の業者が絶えなかったことから、香港の人々の心の中には「中国のせいで、香港でモノ不足が起こるのではないか」という不安や心配が常にありました。
      かなり以前は赤ちゃん用の粉ミルクが、中国から買いにきた人々の買い占めによって、一気になくなってしまった、という事件もありました。
      そうしたことが背景にあり、精神的な不安も積み重なって、中国からトイレットペーパーが輸入できなくなるのではないか、と思った人が買いに走ってしまったのだと思います。中国の陰に隠れて、あまり話題に上りませんが、現在、香港でもマスク不足は深刻な状況にあります。

    • 中島恵

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      確かに政府の発表とは異なりますが、記事を読む限り、非常に冷静に分析しており、信憑性もあると感じます。
      この数字は衝撃的ではありますが(いや、実はもっと多いはずだと感じている人のほうが多いと思いますが……)、記事では論理的に数字の説明がされていると思います。
      問題はやはり医療施設、ベッド数の不足ですね。医師は中国各地から武漢へと続々と送り込まれていますが、受け入れ体制を整えなければ、対応できないと思いますし、結局、助かるはずの患者も助からなくなってしまうと思います。

    • 中島恵

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      日本人の当たり前は、中国人にとっては当たり前ではありません。とくに生活習慣的なことや、公共交通機関について、そのように感じる中国人は多いです。しかし、長年住めば、自然とその環境に慣れてしまうので、留学生など、まだ来日して日が浅い人しか、そうは感じなくなるのですが・・・。
      日本の公共交通機関には目に見えるルール(整列乗車など)と、暗黙のルール(大声で話さない)の両方があり、それらをマスターすることは外国人には難しいことです。他人に配慮しなければならないことが多すぎるからです。
      また、中国では子どもと老人に親切なので、日本では異なることに驚くようです。
      逆に日本人が中国に行っても、驚くことはたくさんあります。記事で触れられている「暖房」は、中国の南部に行けば、設備自体がほとんどなく、冬にミニスカートなど言語道断。オフィスや教室内で、ずっとコートを着ている人が多いことに驚かされます。

    • 中島恵

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      ラオックスは2015年の「爆買い」ブームの頃を境に、「家電量販店」から「免税店」へと代名詞が変わるほど、猛烈な勢いでインバウンド事業に特化していきました。東京・銀座にある「爆買い」のメッカとなった店舗を始め、各地にある店舗には大勢の中国人スタッフをきめ細かく配置して、中国人観光客の接客に当たらせていましたので、それが大幅に減少した以上、従来の人員のリストラは、やむを得ないことだと思います。
      これまでラオックスに来る顧客といえば主に中国人団体客で、ツアーの一部の時間を利用して来るというのが主流でした。しかし今後、新型コロナウイルスが沈静化したとしても、増加していく見込みがあるのは中国人の個人客ですから、いずれにしても、個人客をターゲットとする新たなビジネスにシフトしていくことを迫られるでしょう。

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    • 中島恵

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      中国の統計によると、2018年の武漢市の最低賃金は1750元(約3万円)となっており、この10倍としても約30万円になります。この報道ではそれより多く、15倍以上ということ。それだけ人手がまったく足りていないということでしょう。
      地元の清掃員にとってこの月給はかなりの高額になりますが、まさに命がけの仕事です。今は市内でも人の出入りが厳しく制限・管理されており、まして武漢市以外から労働力を集めてくることも難しいので、当分、人手不足の解消は困難でしょう。

    • 中島恵

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      浙江省は武漢がある湖北省に続いて感染者が多い省です。とくに多いのが温州という都市で、先週末の時点で、人口100万人あたりの感染者は277人と、群を抜いていました。温州というと、中国では「温州商人」が有名で、温州の商売人は中国全土に散らばり、活発に活動していました。武漢にも温州商人が大勢暮らしているといわれています。
      また、浙江省には杭州という人口約1000万人の大都市があります。杭州の感染者も中国全体で見れば多く、感染者は上海の4倍ともいわれています。湖北省、浙江省、広東省での感染が非常に多いので、今回の措置になったのだと思います。

    • 中島恵

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      発端は日本のドラッグストアに貼られた「武漢加油」の張り紙でした。それが中国のSNSで拡散し、その後、日本政府が武漢にチャーター便を送る際、大量の支援物資が送られたことで、一気に「感謝」の声が中国中に広まりました。
      以後、鑑真を感動させたという「山川異域~」の漢詩が書かれた支援物資や、日本の自治体、企業、個人からの支援が、中国で驚くほど大きく報道されています。2日前、自民党議員からの支援(1人5000円)でさえも、中国では大きく報道され、「感謝」の声であふれています。
      記事にあるように、中国では、今回の件で、日本人の教育レベル、資質に注目する人が多いです。
      大地震など自然災害が多い日本では、もともと「困ったときの助け合い」の精神が行き渡っています。そうした日本人にとっての「当たり前」や、日本人の「優しさ」が中国に直に伝わったことは、日中関係において、今回とてもよかったと思います。

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