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内藤由起子

囲碁観戦記者・囲碁ライター

内藤由起子

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「NHK囲碁講座」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。棋士の世界や囲碁の魅力を発信し続けている。著書に『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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      「タイトルが獲れてうれしい気持はあるのですが、内容的には満足できないところがあるので」と、芝野虎丸・新十段は局後、語りました。確かに、十段戦に限らず、現在挑戦中の本因坊戦でも、序盤でリードを許す展開が続いています。十段戦第3局は、村川大介十段が大優勢を築いている状況で、厳しく決めに行ったところ、生じたスキを芝野さんが衝いて逆転勝利。タイトル奪取を決めた第4局も、芝野さんらしくない見損じをしたあと、村川さんがミスのお返しをしたため、逆転勝ちとなりました。勝負強く運もいいことは、勝負師として重要ですが、序盤でこんなに形勢に遅れるとは芝野さんらしくない戦いぶり。本来の調子にではないように見受けられます。本因坊戦では井山裕太三冠に、押し切られるような負けが続き、現在3連敗と後がありません。人間ですから好不調の波があるのは仕方ありません。早く本調子に戻り、好勝負が展開されることを期待しています。

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      当日朝の現場の様子です。
      日本棋院に多くの記者が待ち構えている中、依田紀基九段が対局室前までやってきました。対局室には相手の孫喆七段がいつもどおり早めに着席し、記録係も観戦記者も手配されている状況でした。孫七段は報道で知っていただけで、朝来てから事情を棋院からきいたとのことです。対局開始の10時前に、孫七段は別の場所に移るように指示されて、対局場を離れたとのこと。ちなみに、小林覚理事長は別フロアで自身の手合いを打っていました。

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      張心澄さんの祖母にあたる小林禮子七段は、語呂合わせなのか「碁は五代つづけたい」とよくおっしゃっていたそうです。これで四代目棋士が誕生しました。ここまで、木谷家の囲碁の血筋は女系で優秀な男性棋士と結婚して続いています。泉美さんが「父より強い人と結婚したい」と話したのを、最初聞いたときは、そんな稀少な理想像、大変!……と思っていましたが、ちゃんと希望通りの人とご結婚されました。まだ13歳の心澄さんですが、棋士としての活躍プラス、将来も気になります。

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      将棋の棋士は大学に行かれる例が多いようですが、囲碁ではタイトルを獲るようなトップ棋士は義務教育までで進学しないケースがほとんどです。井山裕太三冠も、芝野虎丸名人も、歴代名人は皆、学歴は中学卒業。羽根直樹碁聖が高校進学したのが珍しいくらいです。十代でどれだけ実力を蓄えられるかが大事だというのが基本的な考え方です。現在の若手棋士は大学に進学する人も多いようですが、タイトル獲得までいくかどうか。ポスト井山裕太三冠のひとり、一力遼八段は現在早稲田大学4年生。今年は初めてタイトル挑戦を逃しました。来年、卒業してからの数年が正念場でしょう。

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      小川誠子六段は、現在の女流棋士のスタイルを作り上げた草分け的存在です。
      女流本因坊などのタイトルも獲得し女性棋士の第一人者となりながら、テレビ囲碁トーナメントなどの解説を分かりやすくファンに伝える役目を果たしてきました。それまでの聞き手は、男性観戦記者らが担っていました。小川六段がNHK杯の司会を女性で初めて務めたことにより、現在のスタイルができあがったのです。当時は棋士がやっていると思われず、「アナウンサーですかとよくきかれました」と小川六段は振り返っています。青葉かおり五段が「小川先生にあこがれて、棋士になろうと思いました」というように、女の子が目指すのは小川六段のような棋士でした。スマホやタブレットで囲碁のアプリが出始めのころ、すぐに「これどうやるの?」と興味を示され、ご自分でもすぐに採り入れていました。好奇心が旺盛なところが若さの秘訣かと思っていました。ご冥福をお祈りいたします。

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      「囲碁を楽しんでいるのが、いい結果としてつながっているかも」
      タイトル奪取後、芝野虎丸新名人は語りました。芝野名人が6歳のころから通ってた「洪道場」を主宰する洪清泉四段は、「ふつうの子はきょろきょろよそ見をするのですが、虎丸は一点集中。集中力が高い子でした。手間がかからず、放っておいても静かに勉強していました」と、非凡だった虎丸少年の幼少期を振り返りました。10代の名人が誕生する背景には、6歳という年齢からプロに必要な訓練をしっかり受けていたことが大きな要因のひとつでしょう。
      また、虎丸名人のお父さんも、「好きなことで生きていくのがいい」と、早くから特異な才能を育てる教育方針だったといいます。
      本人の努力、才能はもちろんですが、それをサポートする環境が、虎丸名人をはぐくみ、大きな花を咲かせたといえるでしょう。

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      仲邑菫初段はヨセ(終盤)が苦手という評判でしたが、その終盤で技を見せ、形勢が悪い碁を逆転で勝ちに結びつけました。この数ヶ月でこんなに強くなるとはと、何人もの棋士が驚いていました。若いほど成長が早いという定説を見事に証明しているといえるでしょう。
      人間ですから、調子のいいとき悪いときがあるのは当然。悪い碁のときも、それなりに結果が出せるというのが、勝負師としても重要なことです。
      仲邑初段はあと4回勝てば、B予選を勝ち抜けA予選に進めます。さらにA予選で2回勝つと最終予選へ。そこで勝つと、20人の本戦トーナメントに進むことができます。最後に勝ち残った1人が挑戦者となり、五番勝負ののぞむことになります。先は長い。一歩一歩ですね。

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      多くの家庭に碁盤があり、お父さんやおじいさんが囲碁を親戚や近所の人たちと楽しんでいる。そんな昭和の心象風景を、サザエさんでは令和の現代でも伝え続けていることに、日本棋院は感謝の意を表したのでしょう。
      現代の風景をマンガにするなら、子どもは欠かせません。囲碁人口の割合でいうと、60歳以上と20歳以下では、ほとんど変わらないといいます。学童でも囲碁を習う子ども達がふえたり、頭のよくなる習い事として、囲碁は教育熱心なママさんの間では人気です。さらに、東京大学を始め全国40の大学で、囲碁を単位の取れる科目として開講していることもあり、碁を打てる若い世代が多くなっています。
      サザエさんでも、ワカメちゃんやタラちゃんが囲碁を始めると、令和の時代らしくなると思うのですが。

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      近年の女性棋士の活躍はめざましいものがあります。今期NHK杯でも藤沢里菜女流本因坊、上野愛咲美女流棋聖、謝依旻六段のと女性棋士が3人も1回戦を突破しています。とくに藤沢女流本因坊は趙治勲名誉名人を破って注目されましたが、業界では驚きの声もあがらないほどの結果とみられています。また、過去にはNHK杯でベスト8に入った女性は2人(謝六段、向井千瑛五段)います。とはいえ、今回、上野女流棋聖が現役タイトルホルダー、元名人本因坊に勝ってのベスト4は素晴らしい。なお、女性で一般棋戦のタイトルホルダーとなった棋士は、韓国で「国手」のタイトルを獲得したゼイ廼偉九段ただひとり。上野女流棋聖には、女性でも男性に混じってトップに立てることを示して欲しいですね。

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