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水島宏明

上智大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター

水島宏明

1957年生まれ。東大卒。札幌テレビで生活保護の矛盾を突くドキュメンタリー『母さんが死んだ』や准看護婦制度の問題点を問う『天使の矛盾』を制作。ロンドン、ベルリン特派員を歴任。日本テレビで「NNNドキュメント」ディレクターと「ズームイン!」解説キャスターを兼務。『ネットカフェ難民』の名づけ親として貧困問題や環境・原子力のドキュメンタリーを制作。芸術選奨・文部科学大臣賞受賞。2012年から法政大学社会学部教授。2016年から上智大学文学部新聞学科教授(報道論)。放送批評誌「GALAC」編集長。近著に「内側から見たテレビーやらせ・捏造・情報操作の構造ー」(朝日新書)、「想像力欠如社会」(弘文堂)

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      いろいろな制約がある中でテレビ番組の作り方でそれぞれの立場で可能な表現のあり方を工夫しながら、追求していくのは良いことだと思います。
      私は大学でドキュメンタリー制作を学生たちに指導しています。ドキュメンタリーもドラマと同じように多くの場合に被写体との密着撮影が基本です。でも工夫次第でリモートでのドキュメンタリー制作も可能です。すでに学生たちに制作させる作業を始めていますが、意外にも「自分」の周囲に目を向けた素敵な作品が少しずつ集まりつつあります。
      実際の撮影となると、ソーシャルディスタンスを取るということになりますが、「外」に目を向けるのではなく、「内」に目を向ける。そうなると、これまで以上に深みのある自省的な作品ができるケースが少なくありません。
      災い転じて福となす。テレビ番組の制作はこれまで様々な制約との闘いだったと言えると思います。リモート中継が可能な時代の表現があるはずと思います。

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      東京都が用意した病床数を入院患者が上回ってしまった。例えるなら、ついに水が容器から溢れ出てしまった状態。数が3桁を超えたと以上に医師会などが懸念していた「医療崩壊」の状態に突入したことの意味は大きい。入院患者の増加のペースが病床増設のペースを上回ってしまったのだ。東京都は病床を増やして当面対応しようとするのだろうが、「非常事態」を宣言して仮設病床増設などの対応を進めて行くべきだろう。非常事態宣言が出ていれば、患者を余裕がある他の自治体の医療機関に移すこともしやすくなるはず。結果論だが、三連休での「ゆるみ」がこの患者増を招いたのだから、さらなる引き締めムードに転じさせるためにも明日にも非常事態宣言を発動させるべきだろう。テレビも政府から国民へのメッセージを流すような指示がNHKにあれば、東日本日本大震災の直後のように民放も自粛ムードになって行くはず。行動の自粛をもっと広げることが大事だ。

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      性暴力についての個々の対応は各地で少しずつ進んでいる。もちろんまだ不十分な面もあるだろうが、全体的には社会がこの問題に対処する動きとして歓迎すべきことである。
      だが、首都圏に住んでいる人間にとってはこうした細かいニュースを報道機関を通じて知る機会は多くない。首都圏は政治や行政、経済などで大きなニュースが多いため新聞やテレビなどの報道機関は地域での細かい対応を丁寧に伝えない傾向がある。
      他方で三重県などの地方をカバーするローカル新聞はこうした情報を丁寧にニュースをする。
       こうした小さなニュースがプラットフォームであるヤフーニュースが掲載されることで三重県以外の人たちにも読まれることで、それぞれの地域で、こうした行政の対応が必要だとの認識が広がっていけば、社会がより良い方向に進んでいく。
      ネットメディアを通じ地方紙の小さなニュースが広がる。ネット時代の報道の「意味」を感じさせるニュースだ。

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      新型コロナ特別措置法についての首相の記者会見なのに、記者たちから「緊急事態宣言」が出た場合の放送局への対応、特に民放に関する質問がほとんどなかったのには驚いた。
      「報道の自由」については一番最後にIWJ代表の岩上安身さんが質問しただけだった。
      この問題をテレビで報道したのも今日のTBS「報道特集」だけ。
      首相会見を中継したのはNHKと民放はTBSだけ。他の民放はアニメやバラエティ番組を流していた。
      首相に近い三原じゅん子参議院議員が首相の会見を中継しない民放が多かったことを問題だとツイートしていたが、全体的に危機感がなさすぎるのでは?
      緊急事態になって民放も指定されたら、「首相の記者会見は放送しろ」と指示されることになる。政府ほ国会答弁で、今は指定しないとしながらも「指定できない」とは言ってない。
      報道機関で働きながら「報道の自由」には鈍感な記者たち。そんな一面を垣間みることができた。

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      専門家からもいろいろと疑問が出されていた立件が実はえん罪だった可能性が高いという判決が高裁で出た意味は大きいと思います。
      とはいえ、これで決着がついたということではなく検察側が上告してくる可能性があります。
      もし上告されたら被告人はまた裁判を繰り返さなければなりません。実際にそうなってしまうとさらなる苦痛の日々が続きます。
      医学的にも論争になっているのに、明確な証拠がないのに犯人として処罰されるという現状は社会正義に反します。
      「疑わしきは被告人の利益に」という法理を定着させるためにも、検察に上告させない世論の形成が必要だと思いますが、メンツをかけて上告するでしょう。メディアの中で関西テレビだけがくわしく報道しています。
      他のメディアの人たちは問題意識がないのか。あるいは問題を理解できないのか。私は両方だと思います。もっと関テレのこの報道を応援するような視聴者のサポートが必要です。

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      番組内で報道局長ほかの責任者が公式に謝罪して、すぐ後で担当プロデューサーの映像チェックがどうなっていたのか、という重大な情報を開示した姿勢は立派だと思う。
      山川解説委員が再発防止策を社内で進めていく、と説明したのも、視聴者に隠すことなくオープンに対応しようとしていると評価できる。
      こういうことになると、映像をチェックしたのに疑問を持たずに放送に踏み切った担当プロデューサーの責任ばかりが問われがちだ。しかし、この方法では実際の取材スタッフや撮影スタッフ、編集スタッフなど、多くの人がかかわっていながら、誰も「これは放送してはいけないのでは?」と声を上げなかった。それがなぜなのかを検証してほしい。
      視聴率を獲れれはいいとか視聴者に受ければいいとばかり考えて、報道番組とは何をすべき番組かを真剣に考えていたのか?が問われる。
      そういうことを考えられない状態だったのなら、なぜなのか考えるべきだろう。

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      最近のドラマで高い視聴率を稼ぐドラマはコメディが多く、綾瀬はるかさん、石原さとみさん、高畑充希さんらに代表されるコメディエンヌたちが今の日本のテレビドラマ界を支えています。
      永野芽郁さんもそれらの女優さんたちに決して引けを取りません。「半分、青い。」でも鈴愛(スズメ)の突拍子もない行動を真面目に演じて視聴者を楽しませてくれました。こばやんとの初デートで巨大な耳の集音器をつけていた場面はその典型といえるユーモラスな場面です。9月22日放送の「LIFE!」でもウッチャンと呼吸を合わせてコメディエンヌとしての才能を発揮していました。彼女の良さはその場の空気を瞬時に察知して徹底して「自然体」で演じるところです。
      時代劇の喜劇でどんな演技を見せてくれるのか、とても楽しみですが、コメディエンヌとしての永野芽郁さんに注目したいと思います。

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      以前、若い女性弁護士のドキュメンタリーを制作した時に、クレプトマニアの中年女性が万引きで逮捕・起訴された裁判を取材。わずか数千円の窃盗でも、再犯で実刑は確実でした。女性弁護士は「病気なので刑務所に収監しても外に出ればまた同じことをする。必要なのは刑務所より、治療する病院だ」と切々と訴え、最終的には依存症の専門病院に入院しました。この取材で、いかに同じ様なケースが多いか、また「治療」を優先させる視点はまだ少数派であることも実感。テレビでも「万引きGメン」が万引き常習犯を捕まえて、警察に突き出す場面は数多く放映されても、その原因はほとんど報道されません。奈良県でこうした動きが出てきたことやそれがきちんと報道されたことは望ましいこと。法律を侵したかどうかの単純な二分法でなく、こうした病気による犯罪をどうすればなくしていけるのか、社会全体を意識して考える報道が必要な段階に入っていると思います。

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      安藤優子は初回からやはり安定感がありました。高橋克実と並んだ「画づら」も安心感がある。出だしとしては悪くない。視聴率は視聴習慣が左右するので、この顔ぶれだと見てしまう。ネットで話題になっている「父親が娘とジャンプ」の見せ方も面白かった。見る側が慣れてくれば半年ほどで視聴率は上がってくるはず。この時間帯は中高年の女性視聴者が多いので高橋克実がもっと親しみやすさを出していけば、次第に「ミヤネ屋」と「グッディ」の2強時代になるのでは?

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    • 水島宏明

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      報道の仕事にたずさわる人間、なかでも自ら画面に出て話をする人間はこうした利益供与を受けてはいけないということは報道の世界での大原則です。それが守られていなかったということは、社員に対して「ジャーナリズム」の意識が徹底されていなく、管理職の指導が甘かったと言えると思います。他のアナウンサーらにも同様の事例がなかったのか、社員やスタッフを徹底調査する必要があると思います。上重アナがこんな基本的なことさえわからなかったのかと残念です。

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