松浦達也

編集者、ライター、フードアクティビスト 報告 オーサー

サイゼリヤは、もはや外食産業のトップランナーだ。リリースにも「食事に不便を感じる方への場を提供する外食のインフラとしての使命を果たすため」「最新の注意を払いつつ」と営業継続について説明しつつ、酒類販売制限については「量が増えるに従い気持ちを大きく」すると、COVID-19のリスク要因である「大声やお客様同士の接近も誘発してしまう」ことにも触れている。

自らの立ち位置を明確にした上で、販売制限の目的もかみ砕かれていて、危機感の薄い人にも伝わりやすい。アルバイトから客への説明もリリースの文脈に沿えば大きなトラブルにはならないはず。

通常メニュー同様、今回も発信するメッセージも「わかりやすく」「届きやすい。ビールはジョッキで2杯、ワインはデカンタ500mlを1本までで、提供の容易なボトルワインの販売は停止した。判断基準は飲食店それぞれだが、今回の発表は現実的な落としどころのひとつだろう。

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松浦達也

編集者、ライター、フードアクティビスト

東京都武蔵野市生まれ。食専門誌から新聞、雑誌、Webなどで「調理の仕組みと科学」「大衆食文化」「食から見た地方論/メディア論」などをテーマに広く執筆・編集業務に携わる。テレビ、ラジオで食トレンドやニュースの解説なども行い、食にまつわるコンサルティングも。著書に『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』ほか。共著のレストラン年鑑『東京最高のレストラン』(ぴあ)審査員、『マンガ大賞』の選考員もつとめる。経営者や政治家、アーティストの書籍やWeb企画など多様なコンテンツを手がけ、近年は「生産者と消費者の分断」、「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター

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