松浦達也

編集者、ライター、フードアクティビスト 報告 オーサー

「ナゲットは天ぷら発」説は、都市伝説的に捉えられることもあるが、1980年代中頃にも「来日した本家の役員が天ぷらを気に入って、米国で開発したもの」(朝日新聞1987年1月30日)と報道されている。

前年の同紙にも、新製品開発担当シェフとして来日したルネ・アランの取材記事が載っていて、「「ターナー会長から、トリなら何でもいいと言われた。衣に苦心しました。最初はパン粉で試したら、揚げ上がりがしっくりこない。日本のてんぷら粉でやってみたら、ぴったりだった」とのコメントがある。

ちなみに同シェフはルクセンブルク生まれ、フランス・ストラスブールのホテル学校を卒業後、欧米のホテルのシェフを経てエリザベス女王なども訪れるシカゴのクラブのシェフを14年つとめた腕っこき。そこに訪れた、マクドナルドの創設者レイ・クロックがスカウトしたという。この頃の食品の商品開発には夢があった。

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松浦達也

編集者、ライター、フードアクティビスト

東京都武蔵野市生まれ。食専門誌から新聞、雑誌、Webなどで「調理の仕組みと科学」「大衆食文化」「食から見た地方論/メディア論」などをテーマに広く執筆・編集業務に携わる。テレビ、ラジオで食トレンドやニュースの解説なども行い、食にまつわるコンサルティングも。著書に『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』ほか。共著のレストラン年鑑『東京最高のレストラン』(ぴあ)審査員、『マンガ大賞』の選考員もつとめる。経営者や政治家、アーティストの書籍やWeb企画など多様なコンテンツを手がけ、近年は「生産者と消費者の分断」、「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター

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