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松本博文

将棋ライター

松本博文

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『あなたに指さる将棋の言葉』(セブン&アイ出版)など。

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      将棋界のこれまでの超一流棋士を見れば自明な通り、歴史に名を残すほどに強くなろうと思ったら、年若い段階から修練を積み重ねる必要があります。事情をよくご存知ない方には、将棋はきわめてアナログなゲームというイメージがあるかもしれませんが、最近ではインターネットを介した通信対局や、おそろしく強くなったコンピュータ将棋ソフトを用いての上達法が一般的となりました。お隣の囲碁界も状況は似ています。コンピュータを用いての将棋、囲碁を一律に制限する地域ではそれだけのハンディが生じ、これからの時代の天才棋士が生まれてくることを困難にさせると推測します。

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      将棋が例として出ているので将棋の話をしますと、超一流の棋士はほぼ例外なく、5歳前後で将棋を始めています。そして強くなる子は自分で課題を見つけ、棋譜並べや詰将棋などをこなし、ひとりでに強くなるというサイクルに早い段階で入ります。一方で、将棋の好きな親(主に父親)が自分の子を将棋を強くさせようとあれこれ干渉すると、かえって将棋が嫌いになってしまうという例もよくあります。そのあたりは難しいところです。

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      「実際、機械と人間の対決となると、チェスや将棋、囲碁といった、元々神意を占う盤上遊戯になるのはどうしてなのか、超能力者が曲げるのが、いつも決まってスプーンであるのと同じくらい不思議なことだ」という点について。チェスや将棋、囲碁が機械(AI)と人間の戦いの分野として注目されるのは、これらのボードゲームが「神意を占う」のではなく、偶然に左右されない実力本位のゲームであること。そして「勝ち」「負け」という結果がはっきり示されるからでしょう。その競争を長年に渡ってウォッチしてきた立場としては、特に不思議とは感じません。その上で、これらを試金石として発展してきたAIが、もしどこかで社会一般に客観的にいい効果を与えうるとするのならば、その善用を願うばかりです。

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      本日1月6日、将棋連盟会長の佐藤康光九段、タイトルホルダーの木村一基王位、最多タイトル獲得数を誇る羽生善治九段などが出席して、新年恒例の将棋堂祈願祭がおこなわれました。それとはまた別に、隣りの将棋会館まで続くほどの長い参詣の列ができていて、以前には見られなかった光景で驚きました。将棋会館は数年後に近所に移転しますので「将棋会館隣り」という条件のうちに参拝したい方は、忘れないうちに、早めに訪れた方がいいのかもしれません。

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      中川慧梧さんは学生時代からこれまで、数々の実績を積み重ねてきたトップアマ。伝統のアマ名人戦での優勝は、その実力にたがわぬものと言えるでしょう。勝ってきた相手はもちろん、いずれも強敵ばかりです。2勝通過の予選リーグでは1敗を喫していますが、敗れた相手は、プロ公式戦で10勝2敗という成績をあげ、プロ編入試験の受験が決まっている折田翔吾さん(大阪代表)という、こちらも大変な強豪でした。通例では、中川さんはこれからアマ名人として、豊島将之名人との角落記念対局を指し、アマチュア代表としてプロ公式戦の棋王戦に予選から参加します。そちらでの健闘も大いに期待されます。

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      記事に名を挙げられた、勝ち残った4人はもちろん優勝候補です。予選リーグでは鈴木肇さん(前名人)と早咲誠和さん(大分)が対戦して、早咲さんの勝ちとなりました。明日から始まる決勝トーナメントの1回戦では早咲さんと小山怜央さん(神奈川)が対戦します。そのすぐ隣の山には折田翔吾さん(大阪)がいて、折田さんが勝ち上がれば、早咲-小山戦の勝者と2回戦で対戦します。他にも多くの強豪が勝ち残っており、誰が優勝するのか、まったく予想がつかないところです。

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      羽生善治九段は若手の強豪を降し、無冠返上に向けて、また一歩前進した形です。棋界トップクラスの7人で構成される王将リーグ。今期、そこで戦うことが決まっている4人の棋士、これからそこに入る可能性がある6人の棋士は、藤井聡太七段をのぞいて全員、タイトル獲得経験があります。渡辺明王将への挑戦権を目指して、今期もハイレベルな戦いが繰り広げられることになりそうです。

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      豊島将之七段(現名人・王位)と藤井聡太初段(現七段)。今をときめく両棋士が非公式の練習対局ながら、初めて対戦した際の貴重な映像記録です。藤井少年の師匠の杉本昌隆八段の予言する通り、いずれ両者はタイトル戦で相まみえることになるのでしょう。先日は竜王戦決勝トーナメントという大きな舞台で対戦しましたが、それも含めて、現在は豊島名人が公式戦では3連勝中です。
      藤井フィーバーが起こるはるか前にこうした映像を撮影できたのは、地元・東海テレビ報道部の奥田繁さんが将棋に興味を持ち、早くから一宮市出身の豊島青年に注目し、長年に渡る取材活動の過程で、瀬戸市の藤井少年の存在を知り得たからでもあります。藤井少年が小2の時、テーブルマークこども大会の東海地区決勝で敗れ、壇上で号泣する映像などは、2017年6月、フジテレビで「藤井聡太 14才」という特集番組で全国放映され、話題を呼びました。

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      伊沢拓司さんは、私も何度かクイズや、それに関連する企画でご一緒させていただいたことがあります。伊沢さんの中高時の活動や高校生クイズに関する読み物としては『伊沢拓司の軌跡 Ⅰ』(QUIZ JAPAN全書)が面白いです。その巻末に掲載されているクイズに、岡村孝雄氏作の詰将棋「驚愕の曠野」(史上初の完全玉座裸玉、2004年に詰将棋界の最高栄誉である看寿賞を受賞)を答えさせる問題がありました。これ、将棋にかなり詳しい人でも、難問中の難問だと思います。各分野、どれだけ広いところまでカバーしているのか、と思いました。

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