市川衛

医療の「翻訳家」 報告 オーサー

感染症の流行が起こった(もしくは疑われる)場合には、誤った情報が拡散されやすいことが過去の研究で示されています

ウィスコンシン医科大学のメガ・シャルマ医師らが2016年に行った調査では、北米でジカ熱が流行した際に、FB上では「感情的なデマ」が、適切な情報に比べて圧倒的に拡散されたことがわかりました

シャルマ医師はCNNのインタビューに「この傾向は、パンデミックの際に有害になると考えられます。感染を広げる原因となる行動やパニックを生み出す可能性があるからです。ジカ熱だけでなく、エボラ出血熱や新型インフルエンザ、鳥や豚インフルエンザでも同様です」と答えています

今回日本でも、同様のケースが発生しました
「○○の感染症が流行している」と思うと恐怖を感じ、手当たり次第に情報を拡散したくなりますが、一呼吸おいて根拠を確認することが、役に立つ態度と言えるかもしれません

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市川衛

医療の「翻訳家」

(いちかわ・まもる)医療の「翻訳家」/医療ジャーナリスト/メディカルジャーナリズム勉強会代表/京都大学医学部非常勤講師。00年東京大学医学部卒業後、NHK入局。医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。16年スタンフォード大学客員研究員。【主な作品】(テレビ)NHKスペシャル「腰痛 治療革命」「医療ビッグデータ」ためしてガッテン「認知症!介護の新技」など。(書籍)「脳がよみがえる・脳卒中リハビリ革命(主婦と生活社)」「誤解だらけの認知症(技術評論社)」など。※記事は個人としての発信であり、いかなる組織の意見も代表するものではありません

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