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市川衛

医療の「翻訳家」

市川衛

(いちかわ・まもる)医療の「翻訳家」/医療ジャーナリスト/メディカルジャーナリズム勉強会代表/京都大学医学部非常勤講師。00年東京大学医学部卒業後、NHK入局。医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。16年スタンフォード大学客員研究員。【主な作品】(テレビ)NHKスペシャル「腰痛 治療革命」「医療ビッグデータ」ためしてガッテン「認知症!介護の新技」など。(書籍)「脳がよみがえる・脳卒中リハビリ革命(主婦と生活社)」「誤解だらけの認知症(技術評論社)」など。※記事は個人としての発信であり、いかなる組織の意見も代表するものではありません

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    • 市川衛

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      とつぜんの病に見舞われて、一番ショックを受けているのは池江選手ご本人と思います。この段階で、「あなたが病気になったことは、誰かにとって打撃となる」というような記事の見出しや内容をご本人が見たとしたら、どれだけ負担になるでしょうか。

      こうした出来事があったときに、少しだけでもご本人のことを気遣ったメッセージの出し方や、報道の仕方はあり得ないのか。考えざるを得ません。

    • 市川衛

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      白血病は、血液を流れる細胞(白血球、赤血球、血小板)のもとになる細胞が、成熟する途中でがん化する病気です。

      アスリートとして今後の活躍が嘱望されている池江選手にとって、とつぜん病を抱えることになったショックは察して余りあります。

      しかし、ご本人がツイッターで述べられているように、白血病は「治療によって完治する」病でもあります。治療成績も年々向上しています。

      落ち着いた環境で治療に専念され、健康を取り戻されるよう願っています。

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    • 市川衛

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      インフルエンザが非常な流行をしています。

      インフルエンザやかぜを予防するための根拠のあるものとしてご紹介したいのは「睡眠時間」です。

      過去の研究で、7時間以上寝る人は、6時間以下のひとより有意にかぜをひきにくい、という結果が出ています。(Sleep. 2015 Sep 1;38(9):1353-9.)

      特に都会など人口密集地では、仕事やお出かけで人ごみを避けるのがどうしても難しい場合もあります。よく眠ろうとすることは、手軽にできる防御策のひとつです。ぜひ、意識してみてくださいませ

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    • 市川衛

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      痛ましい事故です。
      病気なども含めた入浴中の死亡者数は、年間で1万9000人以上、その多くが自宅の浴槽での事故と考えられています。

      日本は国際的に見て、入浴中の死亡が多い国です。
      熱い風呂に長くつかる習慣があることなどが理由と考えられています。
      安全な入浴のポイントとして下記が推奨されています。とくに高齢のご家族がいらっしゃるケースなどは参考にしてみてください

      (1)入浴前に脱衣所や浴室を暖める
      (2)湯温は41 度以下、湯に漬かる時間は10 分までを目安に
      (3)浴槽から急に立ち上がらない
      (4)アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控える
      (5)入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらう

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      「ダウン症」とひと口に言っても、抱えるひとにはそれぞれの個性があり、得意なことも様々です。なので前例のないチャレンジでも、病気を理由に門前払いするのではなく、個々人の能力で判断しよう、というのが世界的な流れです。

      日本でも、以前は例えば運転免許に関して、精神病やてんかんを持つ人は取得ができませんでした(絶対的欠格事由)が、2002年の道路交通法改正により、ひとりひとりの能力によって可否を個別に判断することになり、取得の道が拓かれています(相対的欠格事由)

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      「青山のブランドイメージを守って。土地の価値を下げないでほしい」

      もし本当にこうした意見があったとしたら、あまりにも悲しいことです。

      東京都福祉局のHPによれば
      「児童相談所は、児童福祉法にもとづいて設置され、18歳未満の子供に関する相談であれば、本人・家族・学校の先生・地域の方々など、どなたからでもお受けします。児童相談所は、子供の健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。」

      となっています。
      たとえ経済的に裕福であったとしても、子育てをするときに孤独に襲われ、客観的に話を聞いてくれる人や専門家に相談したい状況はいくらでもあります。

      なにより、多様な人が相談に訪れる場所を「ブランドイメージの低下」と捉える考え方は、差別意識以外の何物でもありません。

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    • 市川衛

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      順天堂大学のHPにある第三者委員会の報告書によれば、「大学受験時に女性は男性よりコミュニケーション能力が高い」という点に対し、その医学的根拠として過去の面接点数の分布や、論文(Psychological Bulletin 1991)が提出されたそうです。

      しかし、仮に「大学受験時にコミュニケーション能力が高い人は、男性より女性に多い」という主張が正しいとしても、「女性全てがコミュニケーション力が高い」わけではありません。
      そのため、「女性全員を減点して良い(男性全員を加点してよい)」という論理は成り立ちません。

      医学教育の最高峰である大学医学部の先生方が、自らの行った得点操作を「論理的」だと信じて行ったのだとしたら、悲しいことだと思います。

    • 市川衛

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      認知症を抱えるお母さまの変化を、支えるご家族がその人の目線で描かれた、素晴らしい記事です。

      たとえ認知症になったとしても、周囲の環境やつながりが整っていれば進行を抑えられますし、症状が良くなることだって少なくないことが、最近の研究でわかってきました。

      2025年には認知症を抱える人が700万人を超えるとも言われるなかで、社会としてどのように取り組んでいくのかについて気付きをくださる記事だと思います。

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    • 市川衛

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      この研究は、動物および実験用の細胞に対して行われたものです。クルクミンに関しては、動物や細胞の実験では成果が見られるものの、実際に人間に投与すると思ったような成果が出ないという研究結果が相次いでいます。

      この記事を読んだ方の中には、もしかすると『カレーをたくさん食べると、がんに対して何らかの効果があるのでは?』と思われた方がいるかもしれませんが、残念ながらこの研究から、そのような結論を導き出すことはできません。

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    • 市川衛

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      この「研究」が、なぜ批判を浴びているかというと、いろいろな手続きをすべてすっ飛ばして「とりあえずやれるから隠れてやってみよ」という形で進めたことです。

      医療技術は全てメリットとデメリットがあるもので、どちらが上回るかを慎重に検討しなければ不幸を生みます。過去には様々な医薬品による「薬害」や、人体実験的なことが行われ、多くの人命が失われました。

      そうした悲劇を繰り返されないために国際的に整備されたのが、慎重すぎるほど慎重な検証のプロセスです。

      それを「すっ飛ばしてもいい」と思ってしまう研究者がなぜ出てしまったのか。単に中止命令するだけでなく、その背景にあるものを検証しなければ、生命科学研究全体や、ゲノム編集研究全体の信頼性まで失われてしまうでしょう。

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