前田恒彦

元特捜部主任検事 報告 オーサー

横浜地検がこの失態を公表したのは逃走の約3時間後、県警が緊急配備をしたのは約4時間後であり、明らかに後手後手の対応でした。横浜地検は2014年にもルーティンワークからくる職員の油断や警備の甘さを突かれ、強盗容疑などで逮捕・送検されていた被疑者に川崎支部の庁舎から逃走されたことがありました。

警察や検察が関係者の連行など逃走の危険性がある全ての場面でこれまで以上に緊張感を持ち、厳格かつ基本に忠実な警備を実施することが望まれます。

なお、この検事正はライブドア事件の際、東京地検特捜部で財政経済班の副部長としてホリエモンこと堀江貴文氏の取調べを担当したものの、自白を得られなかったことで有名です。堀江氏の情状を不利なものとするため、あえて自白させなかったと弁明していました。ただし、検察幹部の中では珍しくマスコミへのリークを嫌う一人です。

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前田恒彦

元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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