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松下久美

ファッションビジネス・ジャーナリスト、クミコム代表

松下久美

「日本繊維新聞」の小売り・流通記者、「WWDジャパン」の編集記者、デスク、シニアエディターとして、20年以上にわたり、ファッション企業の経営や戦略などを取材・執筆。「ザラ」「H&M」「ユニクロ」などのグローバルSPA企業や、アダストリア、ストライプインターナショナル、バロックジャパンリミテッド、マッシュホールディングスなどの国内有力企業、「ユナイテッドアローズ」「ビームス」を筆頭としたセレクトショップの他、百貨店やファッションビルも担当。TGCの愛称で知られる「東京ガールズコレクション」の特別番組では解説を担当。2017年に独立。著書に「ユニクロ進化論」(ビジネス社)。

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      本当なら資源が見つかったことを喜ぶべきでしょう。ただし、地球温暖化(気候変動)抑止の観点からは、温暖化原因物質を多く排出する石油などの化石燃料をやめて、再生エネルギーに移行する「脱化石燃料」の動きが世界的に高まっています。30年もかけて開発して、経済合理性とサステナビリティが両立できるのか。もし見つかったとしても、真摯に検討していただきたいと思います。

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      アメカジ、というのはテイストの話であり、従来の価格訴求型の「ジーンズ量販店」から、価値訴求型の「ジーンズセレクトショップ」へとビジネスモデルの転換を図り、「高品質」や「著名ブランド」などを強化する施策が奏功しなかったことが大きいかと思われます。「ユニクロ」や「GU」と差別化し、品ぞろえ型の強みを生かすためには必要な判断だったと思うのですが、都心店舗と郊外店舗では求められているものが違うので、もう少し個店別の品ぞろえに挑戦してみてもよかったですね。そして今後は、OMO(リアル店舗とオンラインストアの融合)やデジタルマーケティングの進化が期待されますね。

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      イッセイミヤケでは若手を大胆に抜擢するのが特徴でもあり、「イッセイ ミヤケ メン」でも2013年当時、入社3年目だった男性デザイナーが27歳の若さでデザイナーに就任していました。彼が6年間デザインを手掛けてきたのですが、今年1月に退任し、後任も未発表だったのでどうなるのかと思っていましたが…。確かに今、「バオバオ」を含めてインバウンドによる売上げが激減していて厳しい局面でしょうが、コロナとは関係ないとのこと。6月に行われたロンドンデジタルファッションウィークでは”ジェンダーニュートラル”がテーマになっていましたし、次の新しいメンズ服を探るのには良いタイミングかもしれません。奇しくも山本寛斎さんがお亡くなりになった直後のことですし、内定取り消しなども話題になっているようですが、とても誠実なメゾンなので、日本を代表するブランドとして新たな提案を期待したいですね。

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      日本を代表するデザイナーの一人が逝ってしまいましたね。「デビッド・ボウイ」のステージ衣装やデジタルプリントで描いた春画やジャングル、日本の伝統的な古布のパッチワーク(ボロ)や刺しゅうを施した羽織物など、ハイテクと匠の技を融合し、近未来的で、極彩色に溢れていて、パワフルで、どこか懐かしいコレクションにいつも驚かされていました。モスクワの赤の広場に12万人を集めたというショーの映像も圧巻でした。最近は「日本元気プロジェクト スーパーエネルギー!!」に注力されており、スポンサー集めのために1社1社に自らお手紙をしたためているというお話も聞いておりました。2020年度はコロナで延期になり、LIVE配信が7月31日に控えていたところでした。無念でしょうね。その破天荒さと誠実さを尊敬していましたし、作品も活動も生き方そのものが、パフォーマンスアートのような方でした。合掌。

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      ギャルブランドの代表格として知られるセシルマクビー。渋谷109店では年間14億円近い売上高を記録したこともあります。セクシー、エレガンスのイメージが強いですが、その時々のトレンドの要素を盛り込んだ「全方位型マーチャンダイジング」で、マルキューにデビューするような若い層を獲得しつつ、自由にお金が使えるOLやミセスまで幅広い層から支持されていたのが強さの秘訣でした。ファストファッションやECブランドの台頭など競争が激化する中で、セシルもマルキューも、若い層にターゲットを一気にシフトしすぎて顧客離れを招いてしまいました。佐藤さんも書かれていますが、外国人技能実習生の労務問題は業界全体の問題でもあったのですが、有名ブランドだったため「ガイアの夜明け」で標的にされ、また、その対応がいただけなかったことでイメージが低下。コロナも重なりました。会社自体は無借金経営の優良企業だったので残念ですね。

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      日本以上にECシフトする米国市場の潮流についていけなかったのが要因の一つかと。米国事業のEC化率は7%程度(2018年度)で、25年までに25~30%に引き上げたいとしていましたが、間に合いませんでしたね。自主再建を図る中で、ECの強化と、デジタルマーケティングの本格化、OMO(オンラインとオフラインの融合)の実現がカギを握りそうですね。

      ちなみに、米国市場ではユニクロも利益面で苦戦していますが、AIを使ったアプリ施策などは日本よりも先んじてトライアルしていて、EC化率は20%前後と店舗数の多い日本以上の高いシェアになっています。

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      歴代大統領も愛用し、かつてはウォール街で一番人気だったといわれた「ブルックス ブラザーズ」。アメトラ(アメリカン・トラディショナル)スタイルの代表的ブランドでしたが、通勤スタイルのカジュアル化や、低価格ブランドやスポーツ系ブランド、ストリート系ブランドの台頭によって、徐々に勢いを失ってしまいました。2007年からNYの人気デザイナー、トム・ブラウンとコラボレーションした「ブラック フリース バイ ブルックス ブラザーズ」で新しい客層を開拓したりもしていましたが、惜しまれながら2015年に終了してしまいました。ちなみに若かりし頃、メインラインは高いので、オフプライスライン「ブルックス ブラザーズ346」を愛用していた時期がありました(346とは、マディソンアベニューにある本店の番地)。優秀な自社工場もあり、コロナがなければもっと早くM&Aなどが決まっていたはずですが。残念ですね。

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      少しペースは加速していますが、既定路線ですね。
      いま、ZARAを擁するINDITEX社が目指しているのは、「店舗とオンラインの完全な統合」で、小型店舗を吸収・合併して、一等地の大型店舗に再編しています。そうすることで、在庫や人員の効率化や、ECで購入して店舗で受け取る「クリック&コレクト」や、店舗での返品のためのスペースの拡充などを図っています。グローバルSPAトップ4(INDITEX、H&M、ファーストリテイリング、GAP)の中でも、減店舗政策・EC強化・OMO化が一番早く進んでいますね。

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      ダーバン宮崎ソーイングは日本を代表する縫製工場で、2015年4月には「J∞QUALITY」(Jクオリティー)の認証を受けています。日本が誇る品質(QUALITY)を限りなく(∞)追求し世界に発信することで、アパレルの需要創造と、繊維・縫製産業の活性化を目指して制定された認証です。

      海外製の生地を国内で縫製しても「日本製」にはなりますが、「織り・編み」「染色整理加工」「縫製」「企画・販売」のすべてを日本国内で行っているのがポイントです。まさに【純日本製】の高品質なメーカーの証です。

      日本製のアパレル衣料のシェアはわずか3%。純日本製はさらに希少です。売れない=ニーズがないのではなく、時代に合った売り方ができていなかったため。レナウンは一体再建を目指していますが、早期に再建or引受先が決まるとよいですね。

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      これまでは、協力工場などから調達して、1000万枚以上のマスクや、機能性下着のエアリズム、ヒートテック、アイソレーションガウンなどを寄付してきたユニクロ。最近はLifeWearをコンセプトに、より生活者に寄り添うために「顧客の声を生かした」商品やサービスの開発を進めているのですが、今回のマスクは、まさに生活者の声がユニクロを動かした形になりましたね。得意とする機能性と、大量に安定的に商品を調達する力、そして、店舗や通販などどこでも気軽に買えるという、生活インフラとしてのユニクロの本領を発揮できることと思われます。次は抗菌ウエアの登場にも期待したいですね。

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