久保田博幸

金融アナリスト 報告 オーサー

米財務省が公表した為替政策に関する報告書において、中国に対する「為替操作国」の認定を解除したことが明らかとなった。「第1段階」の貿易合意に、人民元の切り下げを控える条項を盛り込んだことを評価したとされている。そもそも昨年8月に自国通貨を安値に誘導しているとして1994年以来の中国の為替操作国認定に対して、やや唐突感もあった。これも中国側の妥協を求めるトランプ政権のやや強引ともいえる政策ともいえた。ただし、中国側としても自国経済への影響を考えると、これ以上の米国との貿易摩擦の激化は避けたくはないとの意識も働いたのではなかろうか。トランプ大統領としては大統領選挙に向けて、この妥協もあっての株価の上昇などを評価しているのではなかろうか。米中の関係は少なくともこれ以上の悪化は避けられるとの見通しも強まってきているように思われる。

久保田博幸

金融アナリスト

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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