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清藤秀人

映画ライター/コメンテーター

清藤秀人

アパレル業界から映画ライターに転身。1987年、オードリー・ヘプバーンにインタビューする機会に恵まれる。著書に「オードリーに学ぶおしゃれ練習帳」(近代映画社・刊)ほか。映画.com、CINEMORE、ぴあ、SCREEN、Mono Master等にレビューやインタビューを執筆。また、テレビ朝日"グッド!モーニング"等に映画コメンテーターとして出演。

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    • 清藤秀人

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      予想通り、今年のオスカーの主役はブラッド・ピットでもホアキン・フェニックスでも、まして「1917~」でもなく、韓国映画の「パラサイト~」でした。いや、もう韓国映画というカテゴライズ自体がこれを機に過去のものになりつつあります。なぜなら、映画は製作国や言語に関係なく、ただ、面白ければ容易く国境を越え、世界を制することができることを「パラサイト~」は証明したのですから。ここ数年、人種差別や性差別を指摘され、ストリーミング映画の攻勢に晒されてきたアカデミー協会が、すべてを一気に変革する英断を下したことに心から敬意を評したいと思います。日本映画もうかうかしていられません。

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    • 清藤秀人

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      「パラサイト~」でオリジナル脚本を受賞した際、ポン・ジュノ監督はオスカーの壇上で「国を代表して書いたわけではない」と控えめにスピーチしましたが、それはいかに彼が日常的に、また、個人的に感じていたことを愚直に脚本化したかという証拠です。恐らく、韓国に於ける格差社会の現実を世界に伝えたいという野望すら、彼にはなかったでしょう。ただ、日々感じていることをストーリーに置き換えたある種の無欲が、結果的に、母国は勿論、世界中の人々の心を打ち、果ては映画界最高の舞台で認められたのだと思います。彼の脚本賞受賞は、世界に通じる物語を紡ぎたいという監督たちの間違った考えを改めさせるきっかけになるでしょう。映画は、否、世界は本当にボーダレス化しているのです。

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    • 清藤秀人

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      脳卒中で緊急手術を受けたアラン・ドロンが一命を取り留め、今はスイスの病院で療養中だとか。それでこそ、ドロン!!と心の中で拳を握りしめた往年のファンは多いだろう。筆者もその1人である。今年のカンヌ映画祭で名誉賞を受賞した際、涙ながらに「今後こそ、アデュー(さよならI)だよ」とスピーチした姿が、感動的だった反面、どこか彼らしくないと感じたものだ。2年前に突如引退宣言をぶち上げた時もそう。デビュー以来、TVを含めて実に100本以上の作品に出続けた、絶世の美男にして苦労人のドロンが、そう簡単に剣を鞘に収めるはずはないと思うからだ。本当に、彼はこのまま銀幕の伝説として記憶の彼方へと葬られるのだろうか?否、映画の最終章にはオマケが付きもの。まして、ドロンならまだ何かやってくれる。そんな気がしてならないのだが。