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Y!オーサー

木野龍逸

フリーランスライター

木野龍逸

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況等を中心に取材中。避難指示解除の問題点、廃炉の現状、放射線の健康影響等についてニコニコチャンネルなどでメルマガ「ニッポン・リークス」を配信。著作に「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。

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    • 木野龍逸

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      原発事故による避難者数が「4万人」というのは福島県や国が公表している数字。実際は、記事中にある仮設住宅の無償供与が止まった時点でカウントからはずすこともあり、実際はもっと多いというのが研究者らの見方です。一方、いつまで避難者と言うのかという問題はありますが、東電も国も原発事故の責任を認めていない中、「何故自分たちが避難しなければならなくなったのか」が明確になるまでは「避難者」であることを続けるという人もいます。「避難者」がいなくなれば、責任所在不明のまま事故が風化する可能性があるからです。避難者数の数え方、立ち入り禁止の柵に囲まれたままの常磐線開通、住民が戻る道が見えない地域での避難指示解除など、政府は原発事故からの復興のかけ声を大きくしていますが、原発事故の根本的な問題を横に置いたままのかけ声は、被害者を踏みつけにするのではないでしょうか。

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    • 木野龍逸

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      一部で避難指示が解除されたとはいえ、放射能汚染は残る。空間線量率は測定場所が10cm違えば数倍になることもあり、完全にホットスポットを無くすのは困難。双葉町の翌日には大熊町でも、常磐線の大野駅やアクセス道路などの避難指示が解除されたが、大熊町の除染委員会では「(大野)駅の利用が再開さ れることは問題ない」とする一方で、解除後もフォローアップ除染などを継続するよう要請している。これは放射能汚染がまだ残ることを意味している。避難指示解除の基準の空間線量率は年間20mSv/h、1時間あたりでは3.8μSvだが、原発事故前の福島県内は概ね、毎時0.04μSvだったから、その95倍で解除していることになる。汚染が残るのは当然と言える。安倍首相は「福島の復興を大きく加速するきっかけとしていきたい」と解除の意義を強調するが、汚染は残り、人も住まない街が、本当の意味で復興するにはまだ長い時間が必要だ。