Y!オーサー

木村正人

在英国際ジャーナリスト

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト(元産経新聞ロンドン支局長)。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。masakimu50@gmail.com

  • 参考になった390

    • 木村正人

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      欧州連合(EU)離脱期限が10月末に迫る中、「合意なき離脱」に向かって突き進むボリス・ジョンソン英首相がパリのエリゼ宮(大統領府)でエマニュエル・マクロン仏大統領を前にテーブルに足を乗せる仕草を見せ、SNS上で激しい論争を巻き起こしています。
      緊張する空気を和らげるため、マクロン大統領が言った「テーブルは足置きにも使えるよ」というユーモアに、「政界のピエロ」と呼ばれるジョンソン首相らしく冗談の仕草で応じたのがきっかけ。
      しかし日仏関係も離脱交渉を巡り、軍事協定の破棄にまで拡大した日韓関係と同じように険悪化しています。離脱即総選挙を企むジョンソン首相には英国内の有権者向けに対EU強硬姿勢と余裕を見せる思惑もあったはずです。
      政治指導者が内向きにパフォーマンスをしだすと火に油を注ぐ結果になるのは自明の理で、英国とEUの関係に何のプラスにもならないことは言うまでもありません。

  • こちらの記事は掲載が終了しています

    • 木村正人

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      英国で2人目の女性首相が誕生した。メイである。女王の指名で早くも組閣が始まった。外相に離脱派の先頭に立ったジョンソン前ロンドン市長。新設される「EU離脱省」にはコアの欧州懐疑派デイビス。国際貿易相には離脱に向け旗を振りまくったフォックス。英国はEU離脱に向け、完全にスタンバイした。メイは緊縮財政を断行したオズボーン財務相の首を切った。欧州統合とも緊縮策とも決別するというスタンスである。グローバリゼーションと緊縮策はどう考えても最悪の組み合わせで、英国は独自にその調整を図ることになる。英国人には他人に気を使うという意識はなく、自己中心的に行動している。自らの都合が第一なのだ。欧州連合(EU)は一部の国々を除いて、英国のわがままにはもう付き合いきれないと考えているのだろう。英国にはさっさと出て行ってほしいというのがブリュッセルの本音である。しかし離婚協議に何年かかるのかは誰にも予想できない。