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木俣冬

フリーライター

木俣冬

著書『みんなの朝ドラ』(講談社新書)/『ケイゾク、SPEC、カイドク』(ヴィレッジブックス)/『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』(キネマ旬報社)、ノベライズ「連続テレビ小説 なつぞら」(脚本:大森寿美男 NHK出版)/「小説嵐電」(脚本:鈴木卓爾、浅利宏 宮帯出版社)/ほか、『おら、あまちゃんが大好きだ!』/『堤っ』/『庵野秀明のフタリシバイ』『蜷川幸雄 身体的物語論』等。角川書店で書籍編集、TBSドラマのウェブディレクターなどの経験を生かしドラマ、映画、演劇など文化、芸術、娯楽に関する原稿執筆、ノベライズなどを手がける。エキレビ!で「連続朝ドラレビュー」連載

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    • 木俣冬

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      45回は徳井さん演じる大松監督の出番がとても多い回でしたが、不思議なほど事件のことは思い浮かばずドラマに集中できました。徳井さんの芝居も一木正恵さんの演出にも確かなものがあったからでしょう。監督の熱情と冷静さの両面出しつつ最終的に人情が打ち勝ち、だだ漏れになったところはこの人にならついていきたいと思わせるものがありました。徳井さんは過去、「派遣のオスカル」(09年 NHK)や「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」(16年 TBS系)などでも王子様感を醸しつつ引く時は引いてヒロインを立てる巧さがあり、今回も、自分の見せ場もしっかりやりつつ、安藤サクラさん演じる河西選手たちをみごとに引き立てていました。やわらかい関西弁も、ハードな特訓場面の空気を緩和させていたように感じます。これだけいい芝居のできる方なので、現場や作品に迷惑をかけない慎重さもほしかったとつくづく思います

    • 木俣冬

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      以前、NHKのプロデューサーに取材したとき、かつては新人ヒロインの成長を応援しながらドラマを楽しむ視聴者が多かったが、最近は、ヒロインの芝居に一定の演技力を求める視聴者も増えたため、ある程度の実績と認知度のある俳優を起用するようになってきたと聞きました。SNSでより多くの視聴者の声が可視化された結果かと思います。それと、若い俳優が昔ほど演技教育がされていないため、長丁場の撮影に耐え、会話劇にうまく対応できる新人が不足していることもあるでしょう。ヒロインがオーディションでない場合、相手役やお友達役、きょうだい役などはオーディションしているそうで、そこから気になる俳優が登場することもありますが、やはりフレッシュな新人ヒロインを発掘し、育てる伝統も残してほしいところです。

    • 木俣冬

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      是枝裕和監督映画などの経験から、その場で感じたことを大事にしてきた広瀬すずさん。その感じる力の鋭さに加えて、野田秀樹さん演出の舞台で、体や声を最大限に使って表現する技術を身に着けたら、もともと身体能力が高い方なので、俳優として大きく前進することと思います。


      記事はあとで修正されるかと思いますが、舞台は12世紀の日本。シェイクスピアの世界と12世紀日本の世界のハイブリッドがビジュアル的にもユニークな舞台です。