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石井志昂

『不登校新聞』編集長、不登校経験者

石井志昂

1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からは創刊号から関わってきた『不登校新聞』のスタッフ。2006年から『不登校新聞』編集長。これまで、不登校の子どもや若者、親など300名以上に取材を行なってきた。また、女優・樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者に不登校をテーマに取材を重ねてきた。

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    • 石井志昂

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      子どもは「遊び」ながら不安を解消します。残念ながら、今回はその遊びが「いじめ」に発展してしまったケースです。東日本大震災後も「放射能がうつる」という理由で「放射能いじめ」が流行しました。しかし、それよりも多くの子どもが「津波遊び」などをしながら、地震に対する不安感を無意識に整理をつけっていったと報告されています。私が聞いた、津波遊びは、子どもたちの誰かが「津波が来るぞー」と言ってみんながいっせいに走り出すというもの。遊んでいる子どもは、笑っていたりもするため、子どもが真に苦しんでいる不安感を見落としがちです。

       現在、連日のように流されるコロナウィルスの報道に不安を抱えている子が多いでしょう。子どもが安心感を得れば、こうしたいじめは少なくなります。まちがっても、大人の不安を子どもにぶつけたり、子どもたちを頭ごなしに怒鳴りつけたりするのでは、事態は改善されません。

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    • 石井志昂

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      学校がいじめだと認めずに子どもが苦しんだケースです。問題は学校にありますが、一方で、わが子へのいじめがあるとわかっていたにも関わらず、子どもを学校に長期間、通わせています。なぜ、学校を休むという選択肢をとらなかったのか。子どもを危険な場から引き離すことができなかったのか。そこに疑問が残ります。

      いじめを受けた場合は休息の必要性が認められています。学校はもちろんですが、親、周囲の支援者は「いじめ」の有無よりも、子ども自身が苦しんでいることに立って対応することが大事だと思います。

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    • 石井志昂

      Yahoo!ニュース オーサー| 報告

      いじめの訴えをそのまま貼り出した、ということは教員にその気がなくとも、いじめを公認したようなものです。実際に生徒へのいじめは続いたとのことです。教員の倫理観やスキルが問われますが、一方で、なぜ訴えを聞いた時、教員がなぜ立ち止まり、周囲に相談しなかったかのか。私が過去に取材した例では、同僚も含めて教員が過労のため、相談しづらい雰囲気があり、結果として子どもからのSOSを見逃してしまったケースがありました。今回のケースも、教員だけが責められるのではなく教員の過労や孤立が疑われるため、学校の体制も検討されるべきでしょう。