猪熊弘子

ジャーナリスト、名寄市立大学特命教授 報告 オーサー

保育施設に預け始めてすぐの時期に死亡事故が多いのは確かです。いくつかの理由が考えられていますが、ひとつは、預け始めの時期の赤ちゃんが施設や保育者に慣れていない不安から「泣く」ことです。

赤ちゃんが激しく泣いたときに、
①泣くことを受け止めて対応する保育技術がない 
②泣いている赤ちゃんに対応する人手が足りない
……といった状況にある施設で、保育者が「赤ちゃんを別室に入れて放置する」「うつぶせにして上から布団をかけて泣き声が聞こえないようにする」などの虐待的対応が行われ、多くの赤ちゃんが亡くなっています。
泣いている赤ちゃんに対して、保育者が愛情をもって「泣く」ことを受け止め、対応することが大切です。それができない施設は危険だと言えるでしょう。
また、最近は、預かり保育をしない施設、希望しない親も増えてきていますが、大切な赤ちゃんの命を守るためにも、預け始めの時期こそ丁寧な保育が必要です。

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猪熊弘子

ジャーナリスト、名寄市立大学特命教授

お茶の水女子大学大学院 博士後期課程(保育児童学領域)在籍中。日本の保育制度、待機児童問題、保育事故等について20年以上にわたり取材・執筆・翻訳。現在はイギリスなど海外の保育・教育制度、保育の質、評価について研究。双子を含む4人子の母。『死を招いた保育』(ひとなる書房)で第49回日本保育学会 日私幼賞・保育学文献賞受賞。最新刊は『子どもがすくすく育つ幼稚園・保育園』(内外出版社・共著)、『保育園を呼ぶ声が聞こえる』(太田出版・共著)。保育・教育施設での事故を防ぎ、豊かな実践を行うことを目的とする一般社団法人 子ども安全計画研究所 代表理事。名寄市立大学特命教授。

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