井出留美

食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学) 報告 オーサー

記事では「生卵の賞味期間は産んでから21日間が標準」とありますが、細かく言うと、保存温度により(産卵から)21日〜57日までと異なります(日本卵業協会による)。夏場は21日。気温が10度以下の冬場は57日です。レストランなど法人向けの卵は季節によって賞味期間を変えていますが、我々一般消費者向けの卵は、夏場に生で食べられる前提で産卵から1週間以内にパックし、そこから2週間とされています。卵白にはリゾチームという酵素が含まれています。これが、溶菌(菌を溶かす)作用や抗菌作用を持っていて、生だと働きますが、ゆでるとその活性が失われてしまいます。ゆでたらすぐに食べた方がいいです。ある報道番組で「卵の賞味期限が切れそうになったら全部ゆでちゃう」という話を聞きました。ある料理研究家の方は「まとめてゆでて冷蔵庫に入れておく」とおっしゃっていましたが、日持ちさせるのなら、ゆでずに生で保存するのが正解です。

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井出留美

食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン(株)青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。311食料支援で食料廃棄に憤りを覚え、誕生日を冠した(株)office3.11設立。日本初のフードバンクの広報を委託され、PRアワードグランプリソーシャルコミュニケーション部門最優秀賞へと導いた。『食品ロスをなくしたら1ヶ月5,000円の得』『賞味期限のウソ』。食品ロス問題を全国的に注目されるレベルまで引き上げたとして2018年、第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門受賞。Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞

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