井出留美

食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学) 報告 オーサー

違約金と契約解除なしと伝えたのはよかったです。ただ最初の対応が「違約金1700万円」でしたから真意は判明しました。弁護士ドットコムが口火を切って報じ、マスメディアが追随して報道したための対応と思わざるを得ません。全国のオーナーに取材すると24時間営業の契約に苦しむのはこの店だけではありません。配偶者が入院し、基本的にワンオペで経営し、365日休みを1日も取れたことがない店舗もあります。オルタナ編集長の森摂氏は記事で「コンプライアンスには3種類ある」と書いています。1つが法令遵守、2つめが社内規則やマニュアル、3つめが社会からの要請・意見・批判等。1と2が狭義のコンプライアンスで3が広義のコンプライアンス。日本企業は残念ながら「広義に鈍感」だそうです。いくら契約上は合法であろうとも、社会の共感を得られなければ企業のイメージやブランドが失墜し得ることを、今回の一連の報道や世論を見て痛感します。

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井出留美

食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン(株)青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。311食料支援で食料廃棄に憤りを覚え、誕生日を冠した(株)office3.11設立。日本初のフードバンクの広報を委託され、PRアワードグランプリソーシャルコミュニケーション部門最優秀賞へと導いた。『賞味期限のウソ食品ロスはなぜ生まれるのか』(幻冬舎新書4刷)。食品ロス問題を全国的に注目されるレベルまで引き上げたとして2018年、第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門受賞。Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞。

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