井出留美

食品ロス問題専門家・ジャーナリスト・博士(栄養学) 報告 オーサー

全国に約55,000店舗あるコンビニではデイリーと呼ばれる弁当やおにぎりは消費期限を時刻単位で表示しています。消費期限が切れる2時間前に販売期限が切れレジを通らない設定になっています(企業による)。従業員が機械を使ってバーコードをスキャンすると、販売期限が切れたら棚から撤去するよう指示が出ます。これら飲食品はチルド(弁当等)、パン、冷凍食品などカテゴリごとに1日6回程度トラックで運ばれてきます。サマータイム導入で時計の針を1〜2時間早めることは、システム管理者の設定変更はじめ、全ての関係者に膨大な負担をかけることになります。コンビニとスーパーの仕組みは違いますが負担はスーパーも同様です。期限が切れたのに食べる、食べられるのに廃棄するなど混乱もあるでしょう。この件に関してはメリットよりデメリットが大きいと考えます。多くの専門家が指摘している通り、サマータイム導入せずとも代替案が他にあります。

井出留美

食品ロス問題専門家・ジャーナリスト・博士(栄養学)

奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学)(女子栄養大学大学院)修士(農学)(東京大学大学院農学生命科学研究科)。食品企業広報室長として東日本大震災食料支援の折、食料廃棄に憤りを覚え、自らの誕生日であり転機の3・11を冠した(株)office3.11設立。日本初のフードバンクの広報を委託され、PRアワードグランプリ ソーシャル・コミュニケーション部門最優秀賞や食品産業もったいない大賞食料産業局長賞へと導いた。『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』(幻冬舎新書)は3刷。食品ロス問題を全国的に注目されるレベルまで引き上げたとして、2018年、第二回食生活ジャーナリスト大賞「食文化部門」を受賞。

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