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舩越園子

ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授

舩越園子

東京都出身。早稲田大学政経学部卒業。百貨店、広告代理店勤務を経て、89年に独立。93年渡米。以後、米ツアー選手たちと直に接し、豊富な情報や知識をベースに米国ゴルフの魅力を独特の表現で発信し続けている。選手のヒューマンな一面を独特の表現で綴る“舩越節”には根強いファンが多い。26年間の米国生活に区切りを付け、2019年から日本が拠点。ゴルフジャーナリストとして執筆を続ける一方で、テレビ、ラジオ、講演、さらには武蔵丘短期大学客員教授を務めるなど活動範囲を広げている。

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      かつて男子の試合に挑戦し、ゴルフ界のあらゆる「初」に挑むことこそが「私のやりがい」と言い切っていたミッシェル・ウィは、ティーンエイジャー時代から、何かにつけて「槍玉」に上げられた。女子ツアーに出れば「あなたは男子に挑みたいのでは?」と冷視線も向けられた。いつも父親が同行していたが、父親の過激発言が「ウィ叩き」を煽ることにもつながっていった。米男子ツアーのジョンディア・クラシックに挑んだとき、ウィは緊張と熱中症でプレー中に倒れそうになり、医療チームが急行。試合進行が大幅に遅れ、大騒動になったが、同組だった丸山大輔が温かい眼差しで見守っていたことが懐かしく思い出される。一時期はゴルフ界から離れ、スタンフォード大学でキャンパスライフに没頭。いろんなことを経たウィが母親になったことは実に感慨深い。幸せな家庭を築きつつ、妻として母親として新しい女子プロの在り方を模索し、披露してほしいと願う。

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      あの日、私は取材でフロリダにいました、早朝、ホテルで目覚め、ネットニュースがすぐには信じられず、半信半疑で試合会場のメディアセンターへ行くと、現地の様子を伝えるCNNニュースの映像が正面の大モニターに映し出されており、その前で他の日本人メディアたちと一緒に立ちすくみ、言葉を失いました。みな日本にいる家族の安否確認を始めましたが、1人暮らしの私の母はメールが使えなかったため、国際電話は携帯も固定も通じず、最後まで安否を確認できませんでした。数分置きに電話をかけていた私の携帯の発信履歴を米メディアが撮影して記事にしていた。日暮れごろ、やっと電話がつながり、母が「もしもし、、」と訴えかけるように繰り返し、私も安堵で涙が溢れた。以後、母は必死に携帯メールを覚え、最近はLINEもできるようになりました。日ごろのちょっとした努力が備えになる。リスクマネジメントの第一歩をあのとき学んだ気がしています。

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      プロゴルファーの「所属契約」は日本独自のもの。欧米の選手は契約上はどこにも「所属」せず、諸手続きや手配交渉はマネジメント会社に任せつつ、複数社とスポンサー契約を結ぶのみ。契約金の大小によって選手に特定のスポンサーの色合いが反映されることはありますが、それでも「所属」ではなく「契約」です。個人競技であり、キャディやコーチとも個人個人で雇用契約を結ぶ欧米ゴルフ界。「日本の所属って何?」と逆に尋ねられます。しかし、繊細な日本人の活動を支える上で日本独自の「所属」はそれはそれで意義があると私は感じています。個人競技だからこそ「足場」があるという事実は安心感をもたらし、選手の強固な土台になる。所属先を喜ばせたい、恩返しがしたいというモチベーションにもなる。とりわけ渋野選手のような謙虚な人柄なら所属先と良き関係が築け、お互いのアドバンテージになる。サントリーと渋野選手は、いい「ご縁」だと思います。

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      諸見里しのぶ本人は自分自身がファンにアピールできるような「魅力が自分にはない」と感じたことが一線を退く決意をした理由だと言っている。本人がそう感じて決めたことだから、今はそうすることが最善なのだろう。だが、諸見里の魅力は飛距離やテクニックだけではないと私は思っている。かつて米ツアーに挑んだときはスーパースター宮里藍と時期が重なり、諸見里は常に影だった。だが、どんなときも笑顔を絶やさず、地道に前向きに進もうとする彼女の姿は私たちメディアにとっても癒されるものだった。そのころ私が怪我をしオデコに真っ黒い傷跡ができた。それを見た彼女が泣きそうな顔をしながら私を慰めてくれたことが忘れられない。心優しい諸見里は繊細すぎる面もあったが、そういうプロゴルファーが長年戦い続けたことは素晴らしい。彼女の魅力は無くなってはおらず、むしろ永遠。少し休んだら素敵な魅力を今後も日本のゴルフ界のために生かしてほしい。

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      日本のプロゴルフ界には昔から「ゴルフが上手い者が上」という考え方が見られ、その姿勢は近年はかなり解消されつつあるが、残念ながらいまなお残っています。それが実証されたのが今回の出来事。笠りつ子選手に猛省が求められることは言うまでもない。だが、長年にわたプロゴルファーが大きな勘違いをする環境を作り出したのはむしろ周囲です。ビジネスが絡む人々は正しいことに目をそむけて選手のご機嫌取りをする。クビにされることを恐れてイエスマンになる。そんなことを何十年も繰り返してきた環境が選手を「裸の王様」にする。この現象は男女含め方々で見られます。だからと言って笠選手の言動が許されるわけではないですが、選手周辺が本当に選手のためを思って助言する勇気を持ち、それができる環境を関連する企業側も作り出し、悪いものは悪いときっちり報じるべき。同様の出来事を無くすためにはゴルフ界全体の努力と改革が必要でしょう。

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      メジャー大会でスロープレーのペナルティを科されるのは注目度の高いアマチュアや新人プロばかり。2013年マスターズでの関天朗、同年の全英オープンでの松山英樹。そして今回の全米女子オープン。今回は主催はUSGAですが、男子の2例はマスターズ委員会とR&Aがペナルティを科しました。他にもスローな選手がいるのに、なぜアマや新人、しかも1人だけが対象になったのかと考えると、「話題性ある若者を見せしめに選んだ?」という疑問が生じるのは自然な成り行きです。USGAやR&A、マスターズ委員会が米PGAツアーへ苛立ちを感じているという事情もあります。米PGAツアーは毎週のようにスロープレー計測や警告をしていながら実際には罰打を科していない。スロープレー撲滅運動が一向に効果を発揮しない中、苛立ちや焦りが生じるのは理解できますが、矛先が限定的な若者に向けられるのはアンフェア。そこを指摘している良記事ですね

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      かつて日本人選手が世界ランキングで上位に入ったときは、「世界におけるツアーごとのポイント配分がおかしいのではないか?」「ジャパンマネーのなせるわざ」などと不公平性を指摘する声がずいぶん上がったものです。そんな傾向は90年代半ばまで続いていました。しかし今、6位にランクアップされた松山英樹を見て、首を傾げる人はいません。文字通り、名実ともに世界のトッププレーヤーの仲間入りをしたと言えます。ここまで来ると、「次こそはメジャー優勝」の現実性がぐんと高まり、世界もそういう視線を向け始めます。いよいよ、「世界の松山」の本格始動です。

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      松山英樹の初日首位タイは本当に好発進。10ミリオンダラー獲得は、まず優勝することが大前提。しかし松山が優勝した上で、さらにフェデックスポイントランク現在1位のダスティン・ジョンソンが今大会で10位タイ以下になり、ランク2位のパトリック・リードが4位タイ以下、ランク3位のアダム・スコットが3位タイ以下、、、という具合に他選手の成績に左右されるため、可能性は高いとは言えません。が、過去には、そういう大逆転が実際に起こっています。2011年大会ではランク25位だったビル・ハースが大会で優勝し、同時にポイント上位選手たちがこぞって低迷。そのためハースが年間王者にも輝き、10ミリオンをゲット。現在、松山は17位で今大会を迎えているため、2011年のハースより状況はベター。しかし、ランク1位のダスティン・ジョンソンが今日、松山と並んで首位タイ発進なので、松山とジョンソン、両方の動向にまずは注目です。

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      タイガー・ウッズの復帰戦の予定が発表されたのは彼自身の公式HP上。常にウッズHPをチェックしている米メディアによって、いち早く報じられ、瞬く間に世界中へ拡散されました。ウッズの14か月ぶりの復帰は朗報、ビッグニュースです。ウッズ自身のゴルフの復活や今後の優勝が期待されると同時に、ウッズの集客力や経済効果も期待され、復帰戦のニュースだけでゴルフ界が刺激される様子はすごい。しかし同時に、現ゴルフ界のスターたちはウッズ級になりきれていないことを実証する形にもなり、プレーオフやライダーカップなど近々のどのイベントもウッズ復帰のニュースに負けてしまうところも、ウッズ頼みの現状を露呈しています。しかし、そういうウッズが今もゴルフ界にいてくれていること、復帰できそうなことは、ともあれ朗報。ただし、この復帰3戦の報は、まだ確定ではなく、「hope(復帰したい)」というウッズの希望であることをお忘れなく。

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      今年2月に米ツアーから離れ、腰のケアへ専念する判断を下したときは、腰の回復、ゴルフの回復、米ツアーへの復帰に関して迷いや不安もあったはず。日本での復帰早々の優勝は米ツアーに中途半端に出続けなかった思い切りが功を奏し、松山英樹からW杯パートナー指名を受けたことも大いなる励みになりました。半年のブランクで試合勘は鈍り、当然ながら練習も不足していたでしょうが、万全な状態ではない中でも持っているものを最大限に活用しながら勝利を掴んだこの経験は今後の最高の活力になると思います。米ツアーの公傷制度は申請や適用が難しく、過去に米ツアー参戦した日本人選手はなかなか活用し切れず、故障を抱えたまま参戦して肉体もゴルフも悪化させた現象がしばしば見られましたが、そこを上手に切り抜けつつある石川選手はチームも含めて情報収集に長け、好機を逃さず掴んでいる。運に恵まれているというよりも運を引き寄せている感がありますね。

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