藤田孝典

NPOほっとプラス代表理事 聖学院大学人間福祉学部客員准教授 報告 オーサー

今回の大型連休も、現場の労働者の実態をよく把握しないまま、政府、政治主導でつくられたものでした。
雇用形態や働き方が多様化しているので、政府主導で一斉に取る連休をめぐっては賛否両論があると思います。
むしろ、それよりは個々人に付与されている法定の有給取得率を引き上げるように促すことが重要だと思います。
日本は有給休暇取得率が主要先進諸国でも最低レベルです。法定のものすら十分に守られておらず、労働者が自由に自分の意志で休暇を取ることが困難な状況です。
もう「大型連休」という休むイベントをつくるよりも、日常的に休む習慣を促す取り組みや有給休暇取得、育児休暇、介護休暇キャンペーンなども打ち出すようにしていきたいものです。
有給休暇はアルバイトでも正社員でも働いた期間や日数に応じて、誰にでも付与されます。取得する際には理由も必要ありません。
全ての人が自分の意志で休める社会にしていきましょう。

藤田孝典

NPOほっとプラス代表理事 聖学院大学人間福祉学部客員准教授

1982年生。社会福祉士。首都圏で生活困窮者支援を行うソーシャルワーカー。生活保護や生活困窮者支援の在り方に関する活動と提言を行う。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学客員准教授。北海道医療大学看護福祉学部臨床教授。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。元・厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(生活困窮者自立支援法)。著書に『貧困クライシス』(毎日新聞出版 2017)『貧困世代』(講談社 2016)『下流老人』(朝日新聞出版 2015)『ひとりも殺させない』(堀之内出版 2013)共著に『知りたい!ソーシャルワーカーの仕事』(岩波書店 2015)など多数。

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