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相澤冬樹

大阪日日新聞編集局長・記者(元NHK記者)

相澤冬樹

1962年宮崎県生まれ。1987年NHK記者に。山口、神戸、東京、徳島、大阪で勤務。神戸で阪神・淡路大震災を取材。大阪でJR福知山線脱線事故を取材。大阪司法記者クラブ担当の2017年に森友事件に遭遇して取材を進めるが、2018年記者を外されてNHKを退職。この時の経緯を「安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」(文藝春秋刊)という本にまとめた。現在、大阪日日新聞に務めながらYahoo!ニュースをはじめ日刊ゲンダイや週刊文春など様々な媒体で記事を書いている。

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      泉市長は私とは大学の同級生でありNHKに同期で入った友人です。そのことを前提にコメントします。暴言はいけませんが、数ある暴言の中で報道される暴言は単に社会的地位のある人の発言というだけではなく、誰に対しどういう状況で何を発言したのかが判断基準のはずです。その点、去年報じられた泉市長の暴言は部下である職員に対するものでした。死者の出た道路改良工事の遅れについてという状況には市民の共感の声も寄せられましたが「火を付けてこい」という内容からしても報じられて当然でした。一方、今回の相手は市議ですから市長と職員という上下関係ではありません。内容も大勢の人が犠牲になった花火大会の再開をめぐる議論の延長線ですから、そもそもこれを「暴言」と捉えるかどうかも意見が分かれるでしょう。【死者11人出した明石歩道橋事故の花火大会 再開迫る市議に市長が「辞めてまえ!」】こう報じればおもろいのに。そう思いません?

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      日本の司法制度に「人質司法」と呼ばれる問題があることは間違いない。だからゴーン氏が言っていること自体にはある程度は共感するのだが、そもそも保釈されていたゴーン氏が海外逃亡してしまったら「やっぱり保釈を認めるべきではなかった」つまり人質司法を強化する方向で議論が進んでしまう。現にそういう趣旨のコメントも散見される。特に外国人を対象に。この問題で外国人か日本人かは大差はないのに。そういう意味でゴーン氏のレバノン逃亡は彼個人としては「してやったり」だろうが日本の司法当局は今後ますます人質司法を強化するだろうから私たちにとってはマイナスだ。そして日本国は超有名被告を易々と海外逃亡させてしまったことでまさにメンツ丸つぶれだ。

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      この控訴審、審理は1回だけで結審し、原告側が求めた証人申請もすべて退けられたから、原告側は一審維持の敗訴判決だろうと考えて身構えていた。ところが判決は意外や一転して全面勝訴。勝ったこと自体はめでたいが、これは要するに高裁が一審地裁判決を最初から覆すつもりだったこと、新たな証拠がなくても一審で出された証拠だけで原告全面勝訴を導き出せると考えていたことを示す。いったい一審はなんだったのか?そして原告の木村真豊中市議は決して勝って万々歳とは考えていない。全面勝訴と言うことは自分たちはもう上告して争うことはできない。国が上告しなければ裁判は終わる。それが森友問題自体が忘れられていくことにつながらないかを懸念している。この裁判は森友事件発覚の発端となった重要な訴訟だが、裁判が終わっても森友事件の真相は明らかになっていないし、国有地の格安販売の責任は誰もとっていない。

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      これって何がニュースだったのでしょう?酔って駅のガラスを割るのはもちろん犯罪ですがありがちな話でもあり、それだけではニュースになりません。現に他のメディアで記事にしたところは見当たりませんでした。では産経はなぜ記事にしたのか?それは見出しにある「元 国境なき医師団」ですよね。そこにニュース性を見出したわけです。でも彼は「元」です。いつまで医師団にいたんでしょう?それを産経は書いていませんが、産経が情報源にした法人のウェブサイトには「東日本大震災時を契機に同団体を離れ」とあります。つまり8年前に辞めています。8年前に辞めた組織を今起きたことの記事の肩書きに使いますか?普通使わないでしょう。この人は現在「国立保健医療科学院健康危機管理研究部客員研究員」などの立派な肩書きを持っていますから使うならそちらでしょう。それでもあえて産経が「元国境なき医師団」を見出しにした理由をぜひ聞いてみたいです。

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      この事件が起きた15年前の11月17日、私はNHK大阪報道部の大阪府警キャップだった。事件直後から奈良に向かい関西各地から集まってきた記者の取材指揮に当たった。犯人から繰り返しご遺族に送られてくるメール、妹も狙うという脅迫メールもあって地域社会を恐怖のどん底に突き落とした。発生から1か月半がたった12月30日、年の瀬のその日に容疑者が逮捕された。過去にも性犯罪を繰り返していた男だった。なぜ性犯罪を繰り返すのか?そんな問題意識でNHKスペシャルを制作した。番組は性犯罪者のオンパレードで、この事件の容疑者にも拘置所に手紙を送ってやりとりし、内容の一部を伝えた。それは到底普通の人が受け入れられる内容ではなかったが、彼のような人がどういう思考経路で性犯罪を繰り返すのか一端を示すことはできた。性犯罪を無くすにはその本質に迫る報道が必要だと思う。

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      法廷の籠池劇場は一審の幕を閉じた。取材記者として事件と法廷を見つめてきた私の印象は「軍配は弁護側。検察の主張には無理がある」これは「夫妻が間違ったことをしていない」という意味ではない。財務省の背任より籠池夫妻の捜査を優先し、最終的に籠池夫妻だけを恣意的に狙って財務省はおとがめなし。その過程で事実上の司法取引によりすべてを籠池夫妻におしつけたと弁護側は主張した。夫妻が安倍昭恵さんと親しかったがゆえの、安倍首相への忖度捜査だと。こうした弁護側の主張に一定の説得力があり、検察の一連の捜査は刑事手続きとして不当だと感じられた。もちろん実際の軍配は裁判所が下す。判決は来年2月19日。裁判所の判断が見ものである。

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      男系が長年維持できたのは側室制度があったからだ。天皇の正室である皇后に男子が生まれなくても側室の誰かが男子を産めばその子が跡継ぎになった。だが明治以降の天皇は当然ながら側室を置いていない。男系がいずれ途絶えるのは時間の問題だった。これは旧皇族を復活させれば済む問題ではない。それに上皇陛下や今上天皇陛下が素晴らしい振る舞いをお見せになるのは血縁、いわゆる高貴な血によるものだろうか?私はむしろ「自分は将来天皇になり、日本国の象徴になるのだ」という深い自覚に基づく自己鍛錬と、環境、教育によるところが大きいと思う。旧皇族の男子を天皇にするより天皇家の身近で育った女子を天皇にした方がよいのではないか?男系は確かに歴史と伝統だが、それを重んじる余り天皇制度自体が揺らいでは元も子もない。おかしな旧皇族の男子を天皇にするとそれこそ国民の天皇制に対する信頼が揺らぐ。男系の主張は現代では性差別にも聞こえる。

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      西山さんは「検察が有罪立証しないことになった」とうれしそうに獄友の青木惠子さん(東住吉えん罪事件で再審無罪確定)に電話をしてきたという。本当に良かった。だが、西山さんが抱いた恋心を悪用して都合良く自白させたイケメン刑事の責任は厳しく追及されねばならない。今も滋賀県警にいるはずだ。この刑事と滋賀県警は一刻も早く西山さんに謝罪すべきだ。似たようなケースとして、娘が内縁の夫から性行為を繰り返し受けていたことを取り調べでいきなり知らされ、責任があると追及され混乱して自白してしまった青木惠子さんのケースもある。このような人の心の内面を悪用して自白させる手法は厳しく指弾されるべきだ。しかし無罪が確定して3年になるのに青木さんはいまだに警察の謝罪を受けていない。捜査と刑事裁判、再審のありようを見直すべき時に来ている。

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      この事件は私が取材している東住吉えん罪事件の青木惠子さんの娘めぐみさんの身に起きたこととあまりに重なる。めぐみさんは母親の青木さんと同居していた男に小学3年生の時から性的虐待を受けるようになり、5年生のころから性行為をされて繰り返し50回にも及んだという。でも母親の青木さんは気づいていなかった。めぐみさんが6年生の時、自宅が火事になってめぐみさんは亡くなった。その前日にも性行為をされていたという。火事は自然発火だったのだが、警察は青木さんと同居男が保険金目的で火を付けたとして逮捕。その際に刑事は「女としてめぐを許せへんから殺したんやろう」と決めつけたという。類似事件が多数あることは大阪地裁で取材していればわかるし、それも氷山の一角だろう。その実態を明らかにすることが防止への第一歩だ。困難な性犯罪の当事者取材を加害者被害者双方について実現し、放送にこぎつけた取材陣に敬意を表したい。

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      滋賀県警は湖東記念病院事件というえん罪事件で、殺人の疑いをかけられた女性が担当刑事に抱いた恋心を悪用して虚偽の自白をさせ、長年和歌山刑務所で服役させた“前科”があります。同じ和歌山刑務所にいた青木惠子さんは娘を保険金目的で殺害した罪で無期懲役の刑に服していましたが、実は娘に対し内縁の夫が性的虐待を繰り返していた事実を知らずにいきなり刑事から「女として娘を許されへんから殺したんやろう」と決めつけられ、混乱する中で虚偽の自白をさせられていました。その後再審で無罪になりましたが、獄中にいた20年は戻ってきません。記事の男性は状況は少し違いますが、他人の虚偽の供述をもとに刑事の決めつけによって逮捕されたところが似ています。自白偏重、決めつけ捜査の限界はとっくに明らかになっているのに、今も変わらず被害者を生んでいます。

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