
ITと呪い 闘うミャンマー20代
ITと呪いで軍政トップの弱点を突け 新たな手法で民主化求めるミャンマーの20代(舟越美夏)
舟越美夏ミャンマー国軍が、クーデターで全権を握ってから3週間近くが過ぎた。国軍は法律の一部を停止して令状なしでの逮捕を可能にするなど運動への締め付けを強め、恩赦を与えた多数の元受刑者を治安部隊に投入するのではとの憶測も飛び交っている。しかし「絶対に軍政時代に戻りたくない」と始まった「市民の不服従運動」は世代や職種を超え拡大する一方だ。公務員の一部は抗議の意を示して登庁せず、商業銀行はATMを除いて業務停止となり、鉄道にも運休が出ている。それでも市民から不満は上がっていないという。