Information2020.02.17

「Yahoo!ニュース 個人」オーサー 松浦達也氏によるイベントを開催しました

各分野の専門家や有識者による、取材やオピニオンなどを軸とした記事が集まる「Yahoo!ニュース 個人」では、オーサー(書き手)の執筆活動支援にも力を入れています。1月31日、オーサーとユーザーの交流を目的として、フードアクティビスト・松浦達也氏による、スペシャルな牛丼の作り方を学んで食べるイベント『松浦達也の「肉好きさん、全員集合!」』を行いました。イベントの模様の一部をお伝えいたします。

至高の牛丼とは?

肉にまつわる著作もあり、「肉のスペシャリスト」としても知られる松浦氏が、イベント第一部のテーマに選んだのが「至高の牛丼」。ファストフードとして広く親しまれ、庶民の食べ物としての印象も強い牛丼が、どのように至高にまでたどり着くのか、興味が尽きないところです。

まず紹介されたのが「肉」。松浦氏が「このお肉に出会えたからこそ至高の牛丼が作れると思えた」とまで言い切った一品です。滋賀県から、肉の種類から部位、厚さまで、この一杯のために厳選されたスペシャルな近江牛が届けられました。選ばれた「ブリスケ(ブリスケット)」という部位は、牛の前足のあたり、肩ばら肉を指します。本来硬めの部位ではありますが、職人のスライス技術によって、弾力を保ちながらかみ切りやすく、濃厚な味も保たれた、牛丼に非常にふさわしいお肉となりました。

続いては丼ものには欠かせない「お米」。生産者を厳選した「ひとめぼれ」と「ササニシキ」がブレンドされた、肉との相性を最高にまで高めるために考え抜かれた一品です。非圧力式の炊飯器で炊き上げ、粒立ちがよく、一粒一粒の粘り気や、味の奥行きまで楽しめるお米の準備が整いました。

他の素材には、淡路島産の完熟「玉ねぎ」や、福井県の老舗昆布問屋から取り寄せた昆布でとった出汁に、木桶(おけ)で熟成されたしょうゆを加え、お酒のように飲めるほどのみりんを組み合わせた「つゆ」……。一つひとつが選び抜かれた、「至高の牛丼」を構成するにふさわしい豪華なラインナップとなりました。さらには幻とまで言われる「卵」のトッピング特典も。

「ここまで素材がいいと、こちらにできることはととのえることくらいです。『きちんとした素材』を『ていねいに調理する』だけで、目の前の一食はすばらしくおいしくなります」と松浦氏は言います。牛丼がつくられる過程も楽しめるように、ライブ形式で牛丼が振る舞われ、調理中は松浦氏への質問が飛び交うなど、いよいよ期待は最高潮に。

これが至高の牛丼です

さて、実際に振る舞われた「至高の牛丼」がこちら。

一見、気取らないオーソドックスな牛丼に見えますが、食べてみると想像以上の美味しさ。当日、イベントに足を運んでくださった方からは「人生で一番美味しい牛丼」「こだわり抜いている」と高く評価する声が聞かれ、「もっと食べたかった」とおかわりを希望される方も絶えませんでした。

第二部ではお肉とお酒の相性を探るべく、松浦氏おすすめのおつまみとお酒も振る舞われ、イベントは大盛況の内に幕を閉じました。

今後も「Yahoo!ニュース 個人」では、「発見と言論が社会の課題を解決する」「文化の発展に寄与する」というコンセプトの実現のため、様々なジャンルのオーサーとともにコンテンツをお届けしてまいります。

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