Yahoo!ニュース パートナーカンファレンス2017を開催しました
いつもYahoo!ニュースをご利用いただきありがとうございます。
Yahoo!ニュースでは2月28日、2016年に続き、Yahoo!ニュースに記事を配信いただいているコンテンツパートナーの皆さんにお集まりいただき、「Yahoo!ニュース パートナーカンファレンス 2017」を開催しました。コンテンツパートナーは現在、247社372媒体(2017年1月現在)。昨年比プラス20社50媒体超となりました。
ニュース・スポーツ事業本部長の宮本がYahoo!ニュースの振り返りと今後の取り組みを発表
カンファレンスではYahoo!ニュースの現状を報告したほか、ログ分析ツールの改良などの新たな取り組みを説明しました。本記事ではその一部を紹介します。
Yahoo!ニュース 2016年の振り返り
全デバイスの合算PVは2016年8月時点で150億。デバイス別の構成比はPC:スマートフォンが35:65となっています。スマートフォンアプリからの閲覧は、昨年比較で1日あたりのユーザー数が133%伸びました。順調なスマートフォンシフトが全体の成長につながっています。
ユーザーからのニーズが高いコメントページは月間8億PV、コメント件数は月間で660万件となりました。またYahoo!ニュース内の記事だけでなくパートナーサイトに遷移して関連記事を読むユーザーも増えており、Yahoo!ニュースからパートナーサイトへの送客は月間で合計約7.3億クリックにのぼります。
2017年度、新たな取り組み
ログ分析ツールを「リアルタイム」に改良
配信いただいた記事の閲覧状況を確認できるコンテンツパートナー向けのログ分析ツール「Yahoo!ニュースInsights」に、1分単位でPV推移がわかるリアルタイム表示機能を実装しました。今後もより詳細な分析を可能とする機能を提供していく予定です。
良質なコンテンツに対するお支払いを増加
Yahoo!ニュースでは、どれだけ読まれたかだけでなく記事の内容も重視しており、パートナーの皆さんへのお支払い額にもページビュー以外の指標を加味するべく、2016年4月より「課題解決バリュープログラム」を展開しています。これは「重要度」「ボリューム」「速報性」「独自性」「解説」「希少性」の6つの指標に基づいて各記事を評価し、ポイントの高い記事については通常のページビューに連動した対価にプラスしてお支払いするというものです。
この「課題バリュープログラム」での原資を、2017年度は2倍に増額する予定です。
スポンサードコンテンツの販売を開始
企業の社会貢献活動や、地域の社会的関心の高いトピックスを取材し、記事広告として制作する「Yahoo!ニュース スポンサードコンテンツ」の販売を2016年11月より開始しました。スポンサードコンテンツの販売・制作において、多くの知見を持つコンテンツパートナーと協業したいと考えています。
記事ファーストビューにコンテンツパートナーのロゴを掲載
今後、各記事のファーストビューに新たにコンテンツパートナーのロゴを掲出する予定です。「どの媒体の記事か一目でわかるようにしてほしい」という要望に応えた施策で、コンテンツパートナーのブランディングにも寄与できればと考えています。
Yahoo! JAPANを活用して新たな価値創造を
今回はコンテンツパートナーのお2人にゲストスピーカーとして登壇いただき、Yahoo! JAPANのデータや広告商品を活用した事例を紹介していただきました。
株式会社朝日新聞社 withnews編集長の奥山晶二郎さん
奥山さんは、ヤフーが持つ熊本地震発生から半年間の検索データを分析した取り組みを解説。分析から得た情報を使って被災地や支援者のニーズを記事化する、「アイデアソン」の手法でこれから起こりうる災害への備えを検討するなど、さまざまな活用事例を紹介いただきました。「新聞社はハブ役。膨大なデータをわかりやすく伝える役割を担いました」。検索データは被災者や支援者が「困っていること」の表れだと話し、震災報道の課題解決に落とし込んでいけたらと話しました。
株式会社MANTAN 取締役総編集長 ゼネラルマネージャーの猪狩淳一さん
猪狩さんは、Yahoo!ニュースから自社サイトへの流入数増加をはかるべく、独自で取り組んだ事例を解説。例えば関連記事リンクのCTR(クリック率)向上のため、ログ分析ツールを活用してCTRの良い・悪い記事を見比べて検証し続けたそうです。
また自社サイトの記事広告の安定したPV確保に、ヤフーが提供している無料のリコメンドモジュール「Yahoo!コンテンツディスカバリー」を活用したとのこと。これにより一定数の送客が可能になり、記事広告の商品化につながったといいます。
Yahoo!ニュースでは引き続き、お預かりした記事をより多くのユーザーに届け、そしてその対価をきちんと還元し、コンテンツパートナーのビジネスの成長に寄与することを目指していきます。ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
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