Information2016.03.14

ヤフー石巻復興ベースで開催 「ジャーナリストキャンプ2016石巻」のお知らせ

(宮城県石巻市。写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ、2016年2月11日撮影)

 日本ジャーナリスト教育センター主催のイベント「ジャーナリストキャンプ2016石巻」が4月29日~5月1日、宮城県石巻市にあるヤフーの復興支援事業の拠点「ヤフー石巻復興ベース」で開催されます。応募締め切りは3月21日です。

ジャーナリストキャンプ、なぜ石巻なのか

 ジャーナリストキャンプは、記者が新たな表現や取材の方法を学ぶトレーニングの場です。全国から媒体や組織という枠組みを超えて集まった記者と指導役のデスクが地域で合宿をしながら、記事を執筆します。「何のために発信するのか」「もっと伝わる切り口、表現はないのか」など、質が高い記事を求めて夜を徹した議論を行います。

 地域からの情報発信にこだわり、これまで福島県いわき市、島根県飯南町、高知県高知市などで開催されてきました。5回目となる今回の舞台は石巻市。キャンプを東日本大震災の被災地で開催するのは2度目です。その狙いについて、日本ジャーナリスト教育センターは以下のようにブログに記しています。

 震災から5年が経ち、被災地の報道をめぐっては、「記念日報道」と言われるように「3・11」の前後に思い出したように集中的に報道されるだけではないか、といった批判があります。「風化」が進む中で、5年を区切りとしてさらに報道が減ることが懸念され、伝わるべきことが伝わっていないという声もあります。


 5年前の震災直後には、テレビ・ラジオ局と動画サイトが協力したり、テレビ、新聞が安否情報を検索サイトに提供したりと、ジャーナリストによる「伝えたい」という気持ちが組織や媒体を越えた取り組みを促しました。しかし、5年が過ぎ、今はどうでしょうか。あのときの「伝えたい」という気持ちを忘れてはいないか。もう一度、被災地と向き合う機会をつくりたいと考えました。


 石巻市でのキャンプ後は2週間かけて記事を完成させます。掲載先はYahoo!ニュースです。また今回デスクの一人として、
Yahoo!ニュース編集部の苅田伸宏が参加します。応募に関する詳細は公式サイトをご覧ください。

ジャーナリストキャンプへの期待

 課題解決のための行動を促す記事を期待
 Yahoo!ニュースが求めるのは、課題の発見や問題の提示にとどまらず、課題解決のための行動を促す記事です。また、より多くの読者に届き、読者の理解を深め、議論を喚起するための表現手法へのチャレンジにも期待しています。(Yahoo!ニュース サービスマネージャー 有吉健郎)

 その土地の”当たり前”を外から見抜こう
 その土地の人にとっての「周知の事実」「当たり前のこと」を外の人間が見直すことで掘り出せる話題もあると思います。固定観念にとらわれずに参加者の方と意見交換しながら進めたいと考えています。(Yahoo!ニュース編集部 苅田伸宏)

ヤフー石巻復興ベース

【3.11から5年:東北・石巻の支社社員に聞く、現地からみた被災地の「いま」と「これから」】http://yahoo.jp/reawRB 久々の投稿です!ヤフーのコーポレートブログにて石巻復興ベースが取り上げられました。<<現...

ヤフー石巻復興ベースさんの投稿 2016年3月8日

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