「まず30点を目指せ」Yahoo!ニュースの中の人らが語る、3.11を機に問い直すBCP~北九州編集室の訓練の様子は?
東日本大震災をへて、ヤフーではBCP(事業継続計画)を捉え直し本格始動させています。これから起こりうる災害も視野に入れ、ヤフーはどのような意識のもと取り組みを進めているのでしょうか。
震災から4年目となった本日、「ヤフーのCSR CHALLENGE」では特集「3.11を機に問い直す、ヤフーのBCPとは?」をリリースしました。Yahoo!ニュースの「中の人」や震災タスクフォースの責任者(当時)らが、震災当日、震災からの取り組み、そして現在のBCPについて語ります。
Yahoo!ニュース編集部長のインタビューや北九州編集室(写真)での災害訓練の様子なども紹介しています。以下リンクからぜひご覧ください。
「Yahoo!ニュース」では、普段ニュースが更新されると見出しに「NEW!」というアイコンが付くんですが、あれだけの規模の災害時にはこのアイコンのデザインはそぐわないと判断して削除しました。また「トップページ」に載る8本のニュース(「Yahoo!ニュース トピックス」)は、普段上から順に、内容の堅いものから柔らかいエンタメ系のニュースが並ぶグラデーションをつけています。しかし、エンタメ系のニュースより伝えるべき情報が山ほどあると判断して、8本すべてを地震関連のニュースを並べました。― 「震災当日」より
「最強の情報」を発信するためのもう一つの課題は、まさにその「適切な情報の配信の仕方」についてです。まず、情報は早く届けなければ役に立たない。それ こそテレビのテロップより早く伝えられないか、技術的にも常に探っています。そして、それをどのように伝えるべきか、ということ。個人的に肝に銘じている のは、検証し改善すること。― 「震災からの取り組み」より
災害への対応として最も基本的なことは、何かあった時にすぐにそれに気付くこと。そのため緊急時を想定したテキストをSNSから抜き打ちでメンバーに送り、すぐに返信する訓練も行っています。メンバーとはいつでも連絡がとれるように、休日に遠出する場合は出かける場所をメンバーの間で共有する、ノートパソコンは必ず持ち帰るなど、いくつかのルールも設けています。― 「現在のBCP」より
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