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コラム凡語:二つの内裏 京都新聞 12/18(月) 16:00  平安時代、平安京の官庁街・大内裏に「宴(えん)の松原」という粋な名の空閑地があった。宴会が行われた記録はなく鬼が出没する恐しい場所だった。藤原道長が2人の兄と肝試しをした話が伝わる▼何のための空閑地だったのか。「退位した天皇が住む内裏の予定地」とする説がある。宮城図を見ると、天皇が住んだ内裏と対称の位置で、内裏がすっぽり収まる▼奈良時代に聖武天皇が造営した恭仁宮(木津川市)や紫香楽宮(甲賀市)では、東西に並列する二つの内裏跡が発掘調査で見つかっている。片方は上皇の住まいとの説が有力で、その構造が平安京に継承された可能性がある▼平安前期の嵯峨天皇は、薬子の変で上皇と戦った経験から退位後に政務を離...[記事全文]

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