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中野賢太

【写真ルポ】BiSHのライブに密着、熱狂の舞台裏

2018/12/09(日) 08:39 配信

オリジナル

2016年にデビューしたBiSH。2018年には17本のロックフェスに出演した。彼女たちはなぜ支持されるのか。『「別にどっちでもいい」BiSHはロックかアイドルか、音楽業界の熱と彼女たちの平熱』では伝えきれなかったBiSHのライブの様子をリハーサルから「写真」で紹介する。(撮影:中野賢太)

本気でこなすリハーサル

11月6日、BiSHの初の全国ホールツアーである「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR」の横浜公演。神奈川県立県民ホールではメンバー6人の「本気」のリハーサルが始まった。

ステージ開演、10秒前の6人

リハーサルが終わった。開演時刻が近づくにつれてスタッフの動きが慌ただしくなる。モモコグミカンパニーは、スマートフォンで映像を見ていた。おそらくは自分たちの映像を見て確認している。徐々に楽屋から登場する6人。舞台袖で円陣を組み、舞台へと進んでいく。緞帳(どんちょう)一枚を隔てた向こう側には2500人もの観衆が“その時”を待っている。

「PAiNT it BLACK」でライブ幕開け

幕が上がった。すると、ステージの手前には格子の檻、後方にはコンクリートの壁が現れ、その間に6人が横に並んでいる。1曲目は、BiSHが初めてオリコン1位を獲得した楽曲「PAiNT it BLACK」。音が鳴った瞬間に、席に座ったままのファンはいなくなる。アイナ・ジ・エンドのかすれ気味の繊細な歌声が力強く響く。会場の体感温度が一気に上がる。


2曲目の「GiANT KiLLERS」では、イントロからハシヤスメ・アツコの絶叫が響き、サビでは約2,500人のファンが拳を突き上げて大合唱する。この日のライブの熱狂が決定づけられた瞬間だった。

アンコール

絶叫にも似たオーディエンスからの「アンコール」は鳴り止むことを知らない。セットが割れる。現れたのは「美醜繚乱」の文字。かかったのは”BiSHらしさ”が凝縮された1曲「NON TiE-UP」だ。


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