【中津川市】不幸な猫たちをなくしたい!猫初心者も乳母レベルの方もウェルカムな保護猫ハウスなないろ
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保護猫活動を行っている命の応援隊。活動拠点となっている保護猫ハウスなないろでは、たくさんの猫たちが保護されています。
なないろは猫に詳しい方だけでなく、家の事情で飼えない方、猫好きだけど詳しく知らない方も含めて様々な方が訪れており、詳しいスタッフが猫の世界に誘ってくれます。
そこで今回、かわいい猫たちのふれあいとそれにまつわる課題について、お聞きしてきました。
料金は、それぞれ思った金額を入れてもらう寄付制度。
そのお金は猫たちのご飯、治療代、生活費にあてられます。
また、ご飯やおやつ、その他の物品も受け付けています。
お土産持参でお伺いするのもありですね。
猫たちは思い思いの場所で過ごしています。
挨拶にくる子もいれば、自分のペースの子もいたりして、みんな面白いです。
代表の平岩さんによると「15年以上続けられている活動です」とのこと。
平岩さんにとって猫は「常にいる存在」だったそうですが、殺処分の話を知り愕然。さらにこの地区は岐阜県内でも殺処分が多いことに大きなショックを受けたとの事。嫁ぎ先が旅館だったこともあり、ホスピタリティがうずき、どうにかしたいという想いがこの活動へとつながっていきます。
「中津は持ち家率も高いから、ネズミ対策として飼っていた方も多かったと思うんです」と平岩さん。その飼い方ゆえ生まれたての子猫を見てもあまり心を痛めることもなく、処分することに抵抗がない時代があったのではないかと推測されます。
しかし時代は変わり、一つの命を大切にする、責任を持つ、という考えが当たり前になってきました。
岐阜県にも保護センターができ、中津川市も猫の不妊去勢手術支援事業補助金が昨年スタート。
様々な方の活動で、猫にまつわる環境が徐々に整ってきています。
また「避妊、去勢をして地域猫として生きる猫たちの存在を認識してほしいとも思いますが、猫が嫌いな方もいますし、こちらはまだまだ時間がかかるかもしれませんね」と、新たな課題も。
殺処分は少しずつ減ってきているそうですが、まだゼロになっているわけでもなく、見た目の数字の裏に見えない事例もたくさんあることでしょう。
一歩ずつ環境を変えていく地道な活動が必要となります。
いずれの猫たちも、ずっと暮らせるお家、里親を募集しています。
「難しい問題はあるけど、猫は本当に楽しくて面白くて可愛いので、純粋に楽しんでほしいです」と平岩さん。
最近は高校生のボランティアも増えているそうですが、お掃除や片付けのお手伝いをしてくれるボランティアもまだ募集しているそうです。
秋には譲渡会も行う予定で、こちらも要チェックですね。
憩いの場所として、猫助けとして、猫友達と待ち合わせする場所としても拠点になる「保護猫ハウスなないろ」。支援も癒しも兼ねて、猫の中にまみれる夏もいいかもしれません。