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【京都市】左京区 京風情が続く道にある『野村美術館』で2024年秋季特別展『多彩な抹茶の器 茶入』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『南禅寺』界隈といえば、春の桜・秋の紅葉ともに名所で風光明媚な場所です。

春と秋の観光シーズンには、とにかく多くの方が訪問する人気のエリア。

私も「哲学の道」へいく途中で、お客さまをお連れしたりするとっても美しい京都らしい景色が続く場所です。

『野村美術館』は、そんな京都らしい風情の中にあります。

南禅寺の北、東山の別荘群の中にある、茶の湯と能の美術品の展示館。

『野村美術館』様より、『高津商会』が関係する『高津古文化会館』(本社3階)へと展示会へのご招待状をいつもいただきます。

『野村美術館』は、野村證券の創業者、野村徳七(号得庵)のコレクションを中心に、重要文化財7点を含む約1700点を所持されているそう。

『高津古文化会館』にも、何点かお茶に関する展示物があります。

お客さまへのご案内の際に、茶道関連の展示物をご説明する際に役立つ知識がいっぱい頂ける『野村美術館』。

2024年秋季特別展ー多彩な抹茶の器ー 茶入 が現在開催中です。

2024年秋季特別展

ー多彩な抹茶の器ー 茶入 

前期:9月7日(土) ~10月20日(日)

後期:10月26日(土)~12月8日(日)

※ 10月21日 (月)~25日(金)は展示替のため休館

こういう特別な展示会をきっかけに『茶入』に関する勉強が出来ました。

お茶の世界にはまだまだ知らないことがいっぱい。

唐(中国)からきた唐物が中心だった『茶入』。

13世紀の日本に登場した抹茶を入れる器は、茶の湯の成立発展とともに大きく変化します。

茶の湯で呈される茶が濃茶と薄茶に分化すると、抹茶を入れる器も濃茶器と薄茶器に分化し、主に濃茶では焼き物が、薄茶では塗り物が用いられるようになります。

1階と地階で違う「茶入」の展示があります。

《主な展示作品》 
[前期]
 種村肩衝茶入・織部茶入 銘 餓鬼腹・仁清 長肩衝茶入 銘 存命・紹鷗在判大棗・利休大棗・

 高台寺蒔絵棗・初代中村宗哲作 凡鳥棗・原羊遊斎作 秋虫尽蒔絵棗 等

[後期]

 上杉瓢箪茶入・長谷川文琳茶入・瀬戸茶入 銘 思河・瀬戸茶入 銘 藻塩・利休茶入 銘 地蔵・

 新兵衛肩衝茶入・北野茄子茶入の次第 等

他にも、茶道関連のものだけでなく、たくさんの展示会やイベントのチラシが見れました。

私の知り合いの主催してるイベントのチラシも見れました!

ポストカードなどのグッズ商品も充実してます。

館内には立礼 (りゅうれい) 茶席を設けられているので、椅子席で、気軽にお抹茶と季節の生菓子を楽しめます。
お茶券 : 700円

時 間 : 10:00−16:00 (生菓子がなくなり次第、終了致します。) 

お茶の世界が広がる『野村美術館』でゆっくりした時間を過ごせるのが嬉しいですよ♪

野村美術館

公式サイトURL: http://nomura-museum.or.jp/

所在地: 〒606-8434 京都府京都市左京区南禅寺下河原町61

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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