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ブルーギルをまさかの煮付けに!食べてわかった意外な結果とは?

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バス釣りをしていると、バスの外道として釣れる魚の筆頭であるブルーギル

ブルーギルを持って帰って食べると言うと必ず「えっ」と驚かれるほどイメージの悪い魚なのですが、実際に食べたことのある方はかなり少ないのではないでしょうか?

そこで今回は、そんなブルーギルを持ち帰ったので調理して食べてみました。

ブルーギルの調達

もともとはブラックバスを狙って釣りをしていた筆者。

河川でワームを投げていた時に「コンコンッ」と軽いアタリがあり、魚の重みが竿に乗ったのを確認してからアワせてみると

なんと上がってきたのはバスではなく大きなブルーギル

20cmほどのサイズがあり、姿を見るまではブラックバスだと思っていただけに驚きました。

ワームを確認してみると、オフセットフックが口の奥に深く刺さっています。

この状態では針を抜いても生きられないということで、持ち帰って食べることにしました。

※ブルーギルは特定指定外来生物で生きたままの持ち運びが禁止されているので、持ち帰る場合はその場で締めるようにしましょう

ブルーギルの下処理

さて、持ち帰ったブルーギルを下処理します。

実はブルーギルを食べるのは初めてではないので、抑えるべきポイントは把握しています。

ブルーギルという魚は臭くてまずいというイメージがあるのですが、その理由は

  1. 水質の悪いところでも生息できるから
  2. 体表のぬめり
  3. 内臓の臭い

によるものが大きいです。

今回釣れた場所はそれほど水質が悪いわけではないので、今回は体表のぬめりと内臓の臭いを重点的に対策していきます。

まず体表のぬめりに関しては塩で落としても良いのですが

実はお酢を使うことで、短時間でかつ少量のお酢でしっかりと魚のぬめりを落とすことができます。

ブルーギル以外の魚にも使える方法で、詳しい方法は下の記事で紹介しています。

内臓については他の魚と同様にお腹を捌いて取り出します。

魚を持ち帰ったらすぐに内臓を取り出すことで、身に内臓の臭いが移らないようにするのがポイントです。

これらのポイントを抑えることで、魚の臭みをかなり軽減させることができます。

今回の調理法は煮付け

下処理の終わったブルーギル。

骨が多い魚ということで選択肢は塩焼き煮付けのどちらかがオススメなのですが、塩焼きは以前に試したことがあるので、今回は煮付けにトライします。

塩焼きと違って臭みのある脂を網の下に落とすことができないので、まずは臭い対策を徹底するために、表面にお湯をかけ

その後、10分程度蒸します。

魚の臭みは脂にたまりやすいので、蒸し焼きにすることで臭みが下に落ちて軽減されることが多いです。

ここまで臭み対策を徹底してから、いざ煮付けにしていきます。

甘辛い醤油ベースのタレにショウガを入れて煮立たせて

いざ、ブルーギルを入れていきます。

このまま落し蓋をして、10分ほど煮ていきます。

10分後、取り出した様子がこちら。

頭やヒレはそのままなのでブルーギル感が漂っていますが、全体的に茶色っぽく色づいて普通に美味しそうです。

あとはお好みの水分量になるまで煮詰めて、お皿に盛り付ければ出来上がりです。

完成したブルーギルの煮付け

完成したブルーギルの煮付けをお皿に盛り付けてみました。

もし釣りをしない方であれば、これがブルーギルの煮付けだとは思わないのではないでしょうか?

顔を近づけてみても、全く臭みは感じられません。

ではお箸で身をつまんで、口に入れてみると

驚くほど、普段食べている魚の煮付けと同じ味がします。

身の質としては水分が多く少し柔らかめで、例えるならカサゴの穴釣りで釣れるベラに近い感じ

その場にいた人にも食べてもらったのですが、味としてはいたって普通の魚の煮付けということで美味しいと言っていました。

ただ味は良いものの気になるところがありまして

身が薄くて食べることろが少ないのです。

なので魚のサイズの割に食べられるところが少ないですし

それなりに小骨もあるので、少し食べにくいところがもったいないですね。

今回はブルーギルの煮付けの実食レポートということで紹介しました。

感想としては臭み対策をしっかりすれば味自体は良いものの、可食部が少ない上に小骨が多いという食べにくさで損をしているという印象は感じました。

ただし簡単に釣れますし、味自体は良い魚なので、もし興味がある方は一度持ち帰って食べてみてはいかがでしょうか?

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