外を歩いていると、緑に混ざりお花が鮮やかな色を付けているのを目にする機会が多くなりましたね。

今回は毎年密かに楽しみにしている函館アリーナ正面入り口の前にある『花時計』を見に行ってきました。

こちらの『花時計』は１９７０年に設置され、半世紀にわたり函館市民に愛されてきました。

函館アリーナが建設される前は、現在だと函館アリーナと市民会館の間にある駐車場などの場所に大きく『花時計』のスペースが設けられており、その前で写真撮影をする人もいたのを覚えています。

近くには噴水があるちょっとした広場もあり、憩いの場となっていましたね。

一時撤去されていましたが２０１５年に函館アリーナの開設に伴い、現在の場所に移設されました。

移設後には経年劣化により数年止まっていましたが、この『花時計』に大切な思い出をお持ちの匿名の市民の方からの寄贈により、新たな時を刻み始めることができたそうです。

大小合わせて１２個ある丸い石の置物が"時計の数字"を表しているのが素敵ですね。

春になってから何度か見に行っているのですが、花時計にお水を吹きかけている場面にも遭遇し、きちんと手入れをされこのようにきれいに色をつけているんだと感じました。

小さなお子さんと散歩をしている方もおり、以前噴水などの広場があったことを覚えている筆者のように、これから誰かの思い出の場所になったりするのかなと思ったりもしました。

場所が変わり、街並みが変わり、風景が変わっても変わらずに動き続けている『花時計』。

普段は気にしていなかった方も、この機会に１度ゆっくりと見てみてはいかがでしょうか。