皆さんは、令和5年11月18日（土）から 狭山市柏原にある狭山市立智光山公園こども動物園で「どうぶつ温泉」という名前のイベントが開催されているのをご存知でしたか？　「どうぶつ温泉」は毎年恒例のイベントとなっていて、冬季限定で開催されているのですって。こちらのイベント期間は令和6年2月29日（木）までとなっています。

最近特に気温がぐっと下がり、耳も手も痛くなるほど冷たくなって「早く家に帰って、温かいお風呂に入りたい！！」と思ってしまうほどですよね。冬の時期になると温かいお湯に入りたいと思うのは、私達人間だけなのでしょうか？　筆者はさっそく家族と一緒に、智光山公園こども動物園へと足を運んでみましたよ。

筆者は土曜日の12時くらいに動物園へと到着しました。この日は朝まで雨が降っていたこともあって、人出は普段よりも少ない方だとは思うのですが、既に駐車場は満車に近い状態でした。

「どうぶつ温泉」はサル山と小動物舎内のカピバラの飼育エリアに出現するといいます。確かにサルもカピバラも温かいお湯に浸かるのが好きな印象はありますよね。

筆者も観光地やテレビの映像で見たことがありますが、ここは狭山市の動物園ですよ？　しかも「お風呂」じゃなくて「温泉」です。一体その温泉はどこからやってくるのでしょう！？　謎は深まるばかりです...。

園内の木陰広場を抜けた先に、大きなサル山がありますよ。

サル山には多くの方が集まって、サルの姿を見学したりエサやりをしていました。

ちょっと待ってください！　サル達はエサじゃなくてオレンジのような果物を食べています（笑）。

サルが集まっている所を見ると、そこにはお湯が張られたお風呂があるじゃないですか。

ということは...。このお湯が温泉で、サル達が食べているのはオレンジではなく柚子で間違いなさそうです。

筆者はこんなポスターを見つけましたよ！　サル山での「どうぶつ温泉」は土日祝祭日は11時45分から、平日は13時から。カピバラの飼育エリアでは土日祝祭日、平日ともに13時から開催されているようです。

後ろを振り向くと「サイボク天然温泉」と書かれた幟（のぼり）がありました。サイボクといえば、日高市大谷沢にある有名な豚のテーマパークで、動物園からほど近い場所にあります。また、日帰りで利用できる「天然温泉　花鳥風月」がサイボクの中にはありますよね。どうやら、このお湯の正体は花鳥風月の温泉のようですよ。

園内の様々な動物達とふれあいながらテクテクと馬放飼場の方へ歩いていくと、カピバラの飼育エリアがある小動物舎が見えてきます。

時計を見るとあと数分で13時になるところでした。

「どうぶつ温泉」の開始時刻が13時ということもあって、ひと目カピバラが温泉に浸かる姿を見ようと、多くの方がカピバラのプール前に集まり始めましたよ。

13時になるとハッピを着た飼育員さんがプールやってきて、丸々とした立派な柚子をたくさん浮かべていきます。

続いて大きなポリタンクから、どんどんと温泉を注ぎ込んでいきますよ！　

飼育員さんのガイドによると、やはりこの温泉は花鳥風月から湧き出る天然温泉の源泉なのだそうです。花鳥風月の天然温泉は湯量も豊富で「温まりの湯」としても有名ですから、冬にはぴったりの温泉ですね。カピバラも嬉しそうに温泉に浸かっていましたよ。

動物達が温泉に浸かる姿を見て、なんだか心が温まるような「ほっ」とした感覚になりました。是非皆さんも、冬の間にしか見られない「どうぶつ温泉」でのんびりしている動物達の姿を見ながら、癒やされてみてはみてはいかがでしょうか。

▼狭山市立智光山公園こども動物園▼

住所：狭山市柏原864-1

電話：04-2953‐9779

開園時間：9時30分～16時30分

休園日：月曜日（祝日の場合は、翌日以降最初の休日にあたらない日 ）・年末年始（12月29日～1月1日）