釣り好き一筋人生を送ってきました、関東釣り散歩のひげお爺ちゃんです。

これまでの経験をもとに、「釣りのポイント紹介」や「釣りのお役立ち情報」をご紹介していきます。


今回は魚釣りの「海苔エサ」についてのお話しです。

海辺で採れれば0円！

それで魚が釣れればお金も節約できて最高なんですが、、、。

実は知っておかなければいけない大事なことがあるので、事前によく確認しておきましょうね。

海苔エサって？

釣りエサのひとつに海苔エサと呼ばれるものがあります。

海苔と言われると、一般の方は黒い焼き海苔の姿を想像すると思いますが、釣り業界における海苔エサとは、所謂、生のアオサ類のことを言います。

海辺でよく見かけると思いますが、緑色の海藻ですね。

これを釣りエサにすることができるんです。

海苔エサで釣れる魚

本当にこんな葉っぱを食べる魚がいるの？

と、思うかもしれませんが、この海苔エサで釣れる魚は釣り人にとって人気のターゲットなんです。

それはメジナ（グレ）。

その他にもブダイ釣りでも海苔エサは使われて、それぞれ「海苔メジナ釣り」「海苔ブダイ釣り」なんて呼ばれ方をします。

外道ではベラが釣れてくることもありますね。

海苔エサ釣法がおすすめの理由

海苔をエサにする海苔エサ釣法。

普通に虫エサのイソメ類やエビ系のオキアミを使えばいいのに、わざわざこの釣り方が存在するのにはちゃんとした理由があります。


実はこの海苔エサ釣法は外道が少ないんです。


イソメ餌やオキアミ餌って、どんな魚でもガンガン食べに来てしまいます。

何でもいいから釣りたいという方にとってはいい餌なんですが、メジナだけを釣りたい、ブダイだけを狙って釣りたいという方の場合は、外道のエサ取りはいい迷惑なんですよね。

逆に海苔エサの場合は何でもかんでも食いついてくるというエサではなく、限られた魚しか来ないので、アタリは激減するけど釣れれば本命の可能性が高いという釣りになるんです。

だから餌取りが多い時期なんかには特におすすめの餌と言えるでしょう。

海苔エサは釣り場の現地調達なら0円！

そんな海苔エサは釣具屋さんで購入できますが、釣りエサを多く扱っている釣りエサショップや大型釣具店でないと置いてないかもしれません。

しかし！


実は海苔エサは海辺での現地調達も可能なんです。

手間は掛かるけど、見つけられれば0円で手に入っちゃうんですよね！


では、海苔エサがどこに生えているのかというと、、、。


波打ち際の石や岩、漁港のスロープなどに付着しています。

完全に海水に隠れてしまうようなところではなく、干潮満潮で出たり隠れたりするような水際に生えていることが多いですね。

ガリガリ採るのは禁止！

採取する際はガリガリと採るのは絶対にダメです。

根っこまで根こそぎ採ってしまうと、そこにはもう生えてこないと言われるぐらい再生に時間が掛かってしまいますが、摘まんでむしるように葉っぱだけ採ることで、比較的短期間でまた生えてきてくれるのです。

どうせガリガリしたとしても使えるのは葉っぱ部分だけですから。

この辺は一時の気持ちに左右されず、自身のマナーとして心得ておきましょう。

海苔エサを採る時は漁業権に注意！

「0円で採れるなら採ったほうがいいじゃん」。

もちろん簡単に採れるならそのほうが良いのですが、、、。


実はこの海藻類には漁業権が設定されているエリアがあるんです。


漁業権って何だ？と思う方もいるかもしれませんが、きっとテレビで見たことがあるでしょう。

サザエやアワビなんてとても有名だし、釣りに関係する獲物で言うとサザエやタコなんかも同様で、要するに漁業権が設定されているエリアで一般の方が無断で取ってしまうと「密漁」になってしまうんです。

残念ながら日本の海辺では海苔エサとなる海藻類も漁業権が設定されているエリアが多いため、採取できる場所が限られているんですよね。


漁業権について詳しいことは水産庁のホームページや各地域の漁業協同組合で確認すると良いいでしょう。
※神奈川県の場合は「e-かなマップ（産業→共同漁業権）」で、漁業権の設定されているおおよそのエリアを確認することができます。


釣りだけでなくバーベキューやキャンプなどで海辺に行くこともあると思いますが、生き物の種類によって捕獲したり採取すると処罰されることがあるので注意して行動しましょう。

まとめ

今回の記事は参考になりましたでしょうか？

これから釣りを始める初心者の方や、話のネタの参考になれば幸いです。

今後も釣りに興味がある方にとって「話のネタ」や「楽しいお役立ち情報」をご紹介していきます。

是非、プロフィールからフォローしていただけると嬉しいです。