たった30秒でOK!ぺしゃんこになったニットをふんわり暖かく甦らせる裏技
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。
買った時はふわふわで暖かかったニットなのに、いつのまにかぺしゃんこ。暖かさも以前よりも感じなくなってしまったってことありますよね。
そんな時は手洗いして柔軟剤をしっかりきかせて・・なんてことはしなくても大丈夫!
所要時間はたったの30秒。洗うこともなく、なんのテクニックも必要なしでふっくら暖かく甦らせることができます。
必要なものはスチーム付きアイロン
・スチーム付きアイロン
・洋服用ハンガー
必要なものはスチーム機能のついたアイロン。特別な機能や高価なものでなくても大丈夫。
ほかにはハンガーがあれば便利ってくらい。
スチームアイロンでニットをふんわりさせる方法
じつは方法はとても簡単で、説明するのも100文字いらないくらいです。
1、アイロンを熱してスチームの出る状態にします。
2、ニットから1センチくらい浮かせてスチームを噴射
(このときニットをハンガーにセットしたままスチームすると次の工程が楽になります)
3、最後はニットに空気を含ませるイメージで素早く振りまわす。
(このとき、ニットをハンガーにセットしておいたほうが均等に空気が入って仕上がりがよくなります)
以上!簡単でしょ?必要なテクニックは “スピード感”くらいです。スチームの湿気が蒸発してしまう前にニットを振りまわすのが最大のポイント。
こんな簡単な方法でニットがどれほどふんわりするかといえば
折り畳んで5cmくらいだったニットの厚みが、たったの30秒で2cmちかくアップ!
目に見えて実感できる変化です。
スチームアイロンでシワが伸びる仕組みは、水蒸気の熱を加えると繊維は膨らみ柔らかくなります。通常だと緩んだ繊維をアイロンでプレスしてシワを伸ばします。
今回は水蒸気で緩ませた繊維の中に空気をたくさん含ませることでニットをふんわりさせます。しかも空気をたくさん取り込んだ繊維は断熱効果が高まるので着たときにより暖かく感じます。
吸湿・吸水性に優れたカシミアやウールなどの天然繊維のほうが空気を含みやすいですが、アクリルなどの化学繊維のニットにもスチームを使った裏技は有効。
マフラーなどの面積が大きな衣類は、何回かに分けてスチームしては振り回すを繰り返すと効果的です。
アイロンを使う時の注意点
誰でもテクニックなしでできる裏技ですが、注意事項もあります。
・アイロンは1cm以上衣類から離してスチームをかけます
・トリアセテートなど熱に弱い素材には使えません。
衣類に直接アイロンをつけてしまうと、プレス効果でふんわり感が失われるだけでなく、熱に弱い素材はダメージを負ってしまいます。
必ず1cm以上は離してスチームだけをかけてください。
洗濯表示マークを確認して、アイロンの表示がアイロン不可や低温指定になっているものにも使えないので、試すまえに洗濯表示マークのチェックもお忘れなく。