【秋田県大仙市】昭和の学生たちの青春の味を復刻!『和ダイニングふじ』の大曲カレー旨麺とは?
大曲三大ソウルフードの一角がここに!ホテルと併設している老舗食堂『和ダイニングふじ』とは?
私が住むここ秋田県大仙市には「大曲三大ソウルフード」と呼ばれる地域密着型のB級グルメが存在する。このメディアでは以前その一角である『大曲納豆汁』をレポートしたが、今回はその第2弾として昭和の腹ペコ学生が編み出した大曲カレー旨麺(う~めん)なるものを紹介したい。
噂のラーメンを提供している店は大曲駅前にある。宿泊施設「ホテル富士」と併設している食事処『和ダイニングふじ』だ。店内のテーブル席に座ると秋田出身のギバちゃんや加藤夏希さん、そして石ちゃんのサインがセイハロー。有名人も多く訪れるこの老舗食堂で、今日は大曲三大ソウルフードの一角と対峙である。
品書き
そば
富士御膳:1,500円、お刺身御膳:1,400円、天ぷら御膳:1,400円
カツ
カツ鍋御膳:1,000円、ロースかつ御膳:1,000円、ヒレカツ御膳:1,000円、鶏の唐揚御膳:900円など。
カレー
富士カレー(目玉焼きのせ):700円、コロッケカレー:800円、カツカレー:1,000円
※全品税別
焼き
豚ロース焼き御膳:1,000円、豚しょうが焼き御膳:800円、豚バラ焼き御膳:800円
鍋
鴨たんぽ鍋御膳:1,600円、鴨鍋御膳:1,200円、肉鍋御膳:1,000円
陶板焼き
牛陶板焼き御膳:1,300円、豚陶板焼き御膳:1,100円
※全品税別
麺
大曲カレー旨麺(ライス付き):700円、天ぷらそば・うどん:900円、特製海老天入り鍋焼きうどん(冬季のみ):900円、横手焼きそば(肉玉):700円、稲庭天ざるうどん:1,400円、鴨せいろ:1,000円など。
※全品税別
カレー旨麵のほかにも、ご飯物から麺類まで幅広いメニューが魅力の和ダイニングふじ。一品料理やお酒のレパートリーも豊富なため「大曲駅前でチョイと一杯」にも最適だ。ちなみに注目の大曲カレー旨麺は税込770円。陶板焼き御膳や鍋御膳なども気になるが、今回は大曲で愛されるこのB級グルメをレッツイートだ。
昭和の学生たちの青春の味!懐かしくて新しい『和ダイニングふじ』の大曲カレー旨麺とは?
噂の大曲カレー旨麵が白飯と福神漬けを引き連れて登場だ。カレーの上にはネギとナルト、そして天かすがスタンバイ。トロトロの半熟卵が乗っているのも嬉しい。
カレーと和風だしがタッグを組んだスープの中に潜むのは、うどんに近い極太の中華麺。辛さは抑えられているためガツンとしたパンチ力はないが、その分幅広い世代が楽しめる一杯に仕上がっている。
具材はシンプルながら、ネギや天かすが良いアクセントになっている。秋田県南らしく脇には福神漬け。カレーうどんではないし、カレーラーメンともまた異なる唯一無二の構成が面白い。
ひとしきり麺を食べ終えた後は、お供のミニご飯に注目。こいつを隣の丼ぶりの中に豪快にダイブさせるのも良し、残ったスープや具材をご飯にかけてカレーおじやで〆るのもアリだ。
昭和50年頃、大曲の腹ペコの学生がラーメンにカレーをぶっこんで食べたのがルーツと言われているこの大曲カレー旨麵。その後昭和の学生たちの中で一大ブームとなったが、徐々に大曲の商店街の勢いがなくなるのと同時に、その味は一時姿を消した。
それでも今から15年程前、元気をなくした商店街の活力になればと元・昭和の学生たちの力によって復刻。2009年からはここ『和ダイニングふじ』でも提供を開始し、令和の現在も大曲三大ソウルフードの一角として、地域住民や観光客に愛されている。
シニア世代には懐かしく、ヤング世代には新しい大曲カレー旨麺。昭和の時代を生きた元・学生たちの青春の味が、ここにある。
【店舗情報】
和ダイニングふじ
住所:秋田県大仙市大曲通町1-28 ホテル富士1F
営業時間:11時~14時、16時~21時
電話番号:0187-62-0243
定休日:日曜日