今日は、毎年綺麗なアジサイが楽しめる「茶屋ヶ坂公園」をご紹介します。

「茶屋ヶ坂公園」は、名古屋市千種区の閑静な住宅街の中にあります。

緑がとても豊かな公園で、茶屋ヶ坂池の横の斜面には雑木林が広がり、散策路が整備されています。

まるで森の中にいるような雰囲気で、心も体もリフレッシュできます。

茶屋ヶ坂公園のアジサイ園には、約6000株ものアジサイが植えられており、梅雨の時期には色とりどりの花が咲き誇ります。

前方に見える背の高い木はメタセコイアです。

メタセコイアは、全国の公園や校庭に植えられている樹木の1つです。

滋賀県の「メタセコイア並木」でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。「生きていた化石」とも呼ばれている樹木です。

茶屋ヶ坂公園では、多種多様のあじさいを見ることができます。

一般的なアジサイは土壌によって、ピンクか青に花色が変わりますが、「アマチャ」など、土壌の酸度の影響がない品種も見られます。

あじさい橋を登っていくと、左手に橋の上から池を眺めることができます。

階段を登り、この道を進んであじさい園の方に向かってもよいのですが、少し迷うかもしれません。

左手に見える「茶屋ヶ坂池」の横の斜面には雑木林が広がっており、森の中にいるような雰囲気ですので、一瞬方向が分からなくなります。

散策道が整備されていますので、事前に方向を確認しておけば、迷わずアジサイ園のほうに出られるでしょう。

茶屋ヶ坂公園は、道路を隔てて野球場がある北側と、茶屋ヶ坂池がある南側と２ヶ所からなります。

アジサイ園は、上の地図の左側のうさぎさんがいる辺りから始まります。

公園には専用駐車場がありません。

公共交通機関もしくは、お車の場合は、近隣のコインパーキングにお停めください。

茶屋ヶ坂公園のアジサイは、緩やかな斜面いっぱいに広がっており、下から見渡すと圧巻の美しさです。

最近人気があるのは、装飾花の部分が八重咲のガクアジサイです。

優しい薄紫色の花色でとても可愛らしい見た目が特徴です。

アジサイの美しい花びらですが、実は花ではないんです。

多くの人が花だと思っている部分は「装飾花」と呼ばれるもので、実際の花は中央に密集している小さな部分「真花」です。

装飾花はガク片が変化したもので、花粉を運ぶ昆虫を引き寄せる役割を持っているそうです。

ガクアジサイが西洋に渡り、品種改良を重ねられできた西洋アジサイ。

アジサイと言えば西洋アジサイのことをさすのが一般的ですが、最近の市場では、装飾花がグラデーションになったものやまだら模様になったものなど、色のバリエーションがますます豊富になってきています。

こんもりとした白いアジサイはとても清楚な雰囲気。

6月の6のつく日にアジサイを逆さまに吊るしておくと厄除けになるそうです。

玄関に吊るすと金運がアップ、部屋に吊るすとお金に困らない、トイレに吊るすと病気予防になるなど、いろいろな説があります。

昔から商売繁盛を願って蜂の巣を吊るす風習があり、アジサイが蜂の巣に似ていることから金運の花とされているとのこと。

茶屋ヶ坂公園は、住宅街の中にありながら自然を感じることができます。

公園周辺には、民族史跡もありますので合わせてお楽しみください。