【大田区】新店:蒲田で肉推しの進化系蕎麦、蕎麦本来のすっきり感も残して戦う/よろず屋
京急蒲田駅を出てすぐの「あすと商店街」。2022年12月に「肉汁蕎麦 らー油蕎麦 よろず屋」が開店した。肉入りのつけ麺スタイルの蕎麦や、辛味のあるそばつゆなどは、近年「進化系」とも呼ばれて見かけることも多いが、こちらはどんなタイプだろうか。
メニューは大きく「本格ざる蕎麦」「つけ蕎麦」「カレー南蛮蕎麦」に分かれており、そのほかにも「鴨南蛮蕎麦」「海老天&鶏天蕎麦」「月見とろろ蕎麦」など種類豊富だ。
テーブルとカウンターで、すべて着席。手軽でありながら、落ち着いた雰囲気の店内。立ち食い蕎麦や、「早い、安い、とにかく早く腹を膨らませたい」タイプの蕎麦屋とは一線を画す。
注文は入口の券売機で。タッチパネルからの注文で、キッチンにオーダーが飛ぶ。キャッシュレス決済は、一部のクレジットカードのみ対象のため、現金も持参すると安心(2023年1月現在)。
こちらは「濃厚旨味鴨出汁 肉汁つけ蕎麦」。蕎麦は「細打ち」「平打ち」「極太」の三種類から選ぶことができ、写真は「細打ち」。弾力のある蕎麦で、よく締まっている。
出汁となっている鴨に加えて、「鶏肉」か「豚肉」を選ぶことができ、写真は「豚肉」。肉はたっぷりと入っており、蕎麦の最後まで肉と一緒に楽しめた。
冷たい蕎麦を、温かい出汁につけながらいただく、「つけ麺」スタイル。食べ応えはありながら「がっつり」とまではしておらず、蕎麦本来の健康的な味わいを楽しめる。時折、卓上の七味唐辛子をかけながら。
「らー油つけ蕎麦」の「鶏肉(鶏天)」。こちらも細麺で。写真奥の小皿がラー油で、これをそばつゆに入れる。
まずは蕎麦だけでいただく。よく締まっており、食べやすい。
ラー油は、メニューに「シビレと辛みの効いた シビ辛ガーリックミンチ」とあるが、辛味もガーリックも香る程度で強くはなかった。蕎麦本来の旨みを消さずに提供するというのが、コンセプトのようだ。
鶏天もカラっと揚がっており、脂っこさはない。幅広い年齢層に受け入れられそうだ。
温かいお茶やそば湯の用意もある。
筆者が食したつけ蕎麦は、900円~1,000円前後。「本格ざる蕎麦」は500円から。清潔感のある店内で、カップルや老夫婦の来店も見かける。全品持ち帰りも可能。いつもと違う種類の蕎麦を試してみては。
<店舗情報>
肉汁蕎麦 らー油蕎麦 よろず屋
住所:大田区蒲田4-16-2 リビオ蒲田ザ・ゲート1F
アクセス:京急蒲田駅から徒歩1分
よろず屋 ホームページ