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撮影しない人にも買って欲しいライトメーター LIT DUO 1が凄すぎる

木村ヒデノリテックジャーナリスト/兼業主夫

 ライトメーターという機材に馴染みのない人が多いと思います。でもかなり多くの人がSNSで動画を発信するようになった昨今ではこれがあるのとないのではクオリティに雲泥の差が出ます。

 また、撮影しない人にもおすすめしたい理由があります。それは自宅の光が鬱など気分の障害に大きく関係していることです。太陽の光はご存知の通り、虹色の波長が満遍なく含まれていますが、安い照明機器には一部の波長しか含まれておらず、これが不眠症を引き起こしたりするのです。

参考論文:
就寝前の青色光暴露が睡眠と代謝に及ぼす影響 2014年 筑波大学大学院人間総合科学研究科 萱場 桃子氏(8ページより記述)

 ライトメーターがあれば普段わからなかった照明の波長が簡単にわかり、改善もできます。しかもこのLIT DUO 1は初心者でも簡単に使えるインターフェースになっている。まさにライトメーター界のiPhoneともいうべきゲームチェンジャーです。

普段私は本機をある程度触って記事にしていますが、この製品については驚きを隠せず先立って記事化しています。本機が届き次第追記レビューを書きますが、Lit Systemsからは一切の報酬はもらっていません。

どれよりも簡単、誰でもすぐに使える

一番左が今回のLIT DUO 1、これまで用途によって分かれていた機能が全て1台に収まっている
一番左が今回のLIT DUO 1、これまで用途によって分かれていた機能が全て1台に収まっている

 これまでライトメーターといえば専門用語が満載、しかも用途によって分かれるなど専門家の私でもどれを購入していいか、購入後に本当に使えるのか不安な製品ばかりでした。

 しかし今回紹介するLIT DUO 1は簡単な操作、シンプルな画面、コンパクトな筐体と三拍子揃った仕様になっています。

画面表示がシンプルでとにかくわかりやすい
画面表示がシンプルでとにかくわかりやすい

ボタン類も少なく持ち運びやすいのでどんなシチュエーションでも使える
ボタン類も少なく持ち運びやすいのでどんなシチュエーションでも使える

 さらにこれまで静止画撮影用と動画撮影用に分かれていた機能が一体となっています。室内でカメラを構えた時に「あれ?なんか画面がチラチラするな?」っていう時ありますよね。あれは照明の周波数の問題なんですが、LIT DUO 1ならそれすら測定してチラつかない設定にできるんです。

構造がシンプルなのも信頼できる

 構造がシンプルなのも信頼できます。表面はアルミで強度を出し、裏面はプラスチックで軽量化を図っています。

 ここもまさにiPhoneを彷彿させる部分で、構造がシンプルなだけに故障や修理の際のコストが圧縮され好感が持てます。

 電源は単三電池3本で駆動する仕様ですが、ここにも工夫が。なんと充電式の単三電池を入れれは本体のUSB-Cポートから直接充電できるとのこと。

 こうした実用重視の仕様もよく考えられているなぁと感心させられました。

片手で操作が完結できる

 ボタン配置や大きさ、メニューなどのUIもよく考えられています。基本的に片手で操作が完結するようになっているので初心者でも直感的に操作が行えます。

ボタン類は全て下にまとめられていて使いやすい
ボタン類は全て下にまとめられていて使いやすい

 さらになんとBluetooth対応で本機の画面がスマホで確認、操作ができるんです。本体下には三脚用のネジ穴もありますので、必要な場所に立てておいて、離れた場所から数値を確認、調整できて非常に便利ですね。

これまで測定した履歴なども確認できる
これまで測定した履歴なども確認できる

ほぼ死角のないように思える良機

 ここまでのスペックを見ると、ライトメーターの真のゲームチェンジャーになってくれる予感がします。

 もちろん実際に使ってみるまではわかりませんが、少なくとも映像で確認する限り測定のリアルタイム感、速度も秀逸です。本日から発売される(初期は最大40%ほど安くなるそう)ということですので気になる方はチェックしてみるのはいかがでしょうか。

 とりあえず私は絶対使ってみたい一品です。

オフィシャルサイト
Lit System
製品サイト
LIT DUO 1

テックジャーナリスト/兼業主夫

バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒。家事育児をしながらレビュー記事や動画を作っています。ガジェット好きが高じて築50年団地をスマートハウスにリノベ、沸騰ワード10で紹介されました。家事時短できる製品から育児に役立つハイテクおもちゃまで幅広く紹介していけたらと思っています。

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