毎年夏の暑い時期に始まるのが「上川神社例大祭」で、今年も2024年7月20日(土)から22日(月)までの三日間開催されます。

主に神事は上川神社並びに上川神社頓宮で斎行となります。7月20日は19時より「宵宮祭」が上川神社拝殿で執り行われ、舞殿では艶やかな神楽舞の奉納など行われます。昨年は大勢の人が神楽舞を見つめていました。

翌日21日は「例祭」となり、自衛隊の協力のもとおみこしなどを載せた行列が旭川の市街地を廻り、常磐公園内の上川神社頓宮に到着します。上川神社のインスタグラムに21日と22日のお神輿渡御の順路が発表されているのでご覧ください。

上川神社頓宮に到着後に、神輿は「神輿をあげる会 粋旭」による担ぎ神輿で買物公園内など渡御します。

さまざまなイベントが買物公園で開催されます。昨年は「梯子乗り」が披露され、多くの人が見物し、大きな拍手が鳴り響いていました。神輿が上川神社頓宮に戻ってくる際の盛り上がりは最高潮で、上川神社頓宮周辺は熱気に包まれます。神輿は21日は頓宮に宿泊となり、翌22日に上川神社に戻ります。その順路も発表されています。

露店は北海道護国神社慰霊大祭のときと同様に「常磐公園」に並びます。千鳥ヶ池周辺をはじめ常磐公園を一周するように数多くの露店が出店されます。昨年は21日が平日であったこともあり午前中は人が少なかったのですが、夕方から夜にかけて道が見えないくらいに人、人となりました。

気になるのはお祭り期間中の天気ですね。7月18日18時時点のtenki.jpによる予報は、21日と22日に傘マークがつき、しかも気温は連日30度以上となるとのことです。祭り期間中は雨対策をし、なおかつ熱中症対策も必要になりそうです。対策をしっかりしてお祭りを楽しんでくださいね。水分補給もしてください。

常磐公園の露店も楽しいですが、お祭り期間中は上川神社や上川神社頓宮に参拝してみてはいかがでしょうか。特に上川神社の宵宮祭は厳かな神事を見ることができ、数多くの風鈴の優しい音色が響く境内では夏の涼も感じられます。運が良ければリスにも会えますよ。

神楽岡に上川神社が遷座したのは大正13年(1924年)6月6日で、今年で100年を迎えました。かつては現在の「宮下東宮公園」周辺にありました。今でも址の碑が建っており、お神輿渡御においても立ち寄ります。

上川神社御遷座百周年記念事業として、上川離宮碑が建替えられました。旭川の歴史を語る上で欠かせない「上川離宮」の歴史についても刻まれていますので、上川神社に参拝される際は新しくなった碑もぜひご覧ください。

お祭り情報

☆上川神社例大祭
開催日:2024年7月20日(土)～22日(月)
神事場所:上川神社・上川神社頓宮
露店場所:常磐公園
備考:神輿渡御の順路はこちらをご覧ください。