【夫婦間トラブル】旦那のことをどうしても許せない。どうすれば相手を変えられる?【他人への敵意】
旦那が私との約束よりも仕事を優先しました。
結婚記念日のランチを約束していたのですが、その日に会議が入ったから別の日にしてほしいと言われたのです。
子ども3人が学校や幼稚園にいっている時間を狙って、何度も話し合いを重ねた末に日程を決めたのに。
私も仕事の都合をようやくつけたのに。
私はとても楽しみにしていたのに、夫はそうでもなかったのかな、と思うと虚しいです。
日程変更はしない!と伝えたら、いったんキャンセルすることになり、それきりになっています。
それがとてもショックで、謝られても許すことができません。
キャンセル後にほかの日程を提案されましたが、今回キャンセルされたことについてどれだけ悲しかったか、腹が立ったかをまくしたててしまいます。
心のどこかでは、どうにかしたいのに。本当は許したいのに、変に意地を張ってしまいます。
そのうち旦那は謝ることも次に向けたスケジュール調整もしなくなって、それがさらに腹立たしいです。
どうしたら旦那に心から申し訳ないと思ってもらうことができますか?
ご相談いただきありがとうございます。
夫婦の約束よりも仕事を優先した気がして悲しかったのですね。
今回は、人(旦那さん)に対して許せない気持ちがどうして生じているのか、その理由と対応方法について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
事実だけを抽出してみて
まずは、今回のご相談について事実のみを抽出してみましょう。
・結婚記念日のランチを約束していた
・旦那さんの会社の会議がその日に入ってしまった
・旦那さんは相談者さんに謝った
・旦那さんは別のスケジュールで調整できないか打診してきた
・相談者さんは旦那さんに謝られたが許せずにいる
状況を事実のみにすると、このようになると考えます。
まずは事実だけをみてどんな感想がうまれるか、自問していただきたいのです。
予定変更で怒りが湧いてくる理由
社会の一員として、所属する集団が増えれば増えるほど、さまざまなしがらみが増えていきます。
共働きの夫婦(子ども3人)の場合、例えばそれぞれに以下のような所属集団があります。
夫:家族、夫婦、会社、友人の集まり(グループの数により変動)、趣味の集団、夫側の家族(父母きょうだい)、夫側の親戚、妻側と夫側合わせた親戚
妻:家族、夫婦、会社、友人の集まり(グループの数により変動)、趣味の集団、妻側の家族(父母きょうだい)、妻側の親戚、妻側と夫側合わせた親戚
第一子:家族、父と自分、母と自分、中学校、部活、クラブチーム(習い事など)、友人の集まり(グループの数により変動)、祖父母(母方、父方)、親戚(母方、父方)
第二子:家族、父と自分、母と自分、小学校、クラブチーム(習い事など)、友人の集まり(グループの数により変動)、祖父母(母方、父方)、親戚(母方、父方)
第三子:家族、父と自分、母と自分、幼稚園のクラス、幼稚園全体、友人の集まり(グループの数により変動)、祖父母(母方、父方)、親戚(母方、父方)
こういった集団から、今回【夫婦】として他の集団との予定を調整し、結婚記念日のランチの予定をたてたのでしょう。
その日程をあわせるという行動自体がとても大変なことですよね。
こういった行動・調整をしているにもかかわらず、せっかく調整した予定を変更してほしい、と言われてしまった。
ここで怒りが生じる理由としては、以下のように考えているためだと推測します。
・自分との約束よりも、別の約束を優先した
・自分がかけた労力が無駄になった
・どれだけ自分が楽しみにしているのか相手がわかってくれない
・自分のことを愛していないのではないか
・仕事よりも約束を優先すべき
怒りの感情のうらには、いろいろな感情が渦巻いているのです。
悲しみ、虚しさ、困惑、寂しさ、不安など。
しかし、だからといってずっとこの感情に縛られていては苦しいままですし、旦那さんとの関係も悪化してしまいます。
ずっと怒り続けても、損するだけ
今回、旦那さんは相談者さんに謝罪しています。
しかし、相談者さんはその謝罪に対して怒りで返しています。
相談内容から、後悔していることや引っ込みがつかなくなっていることは伝わってきます。
まずは、素直にその気持ちを旦那様にお話しすることをオススメします。
旦那様の立場で一度考えてみます。
・仕事の都合で日程を変えてほしいとお願いした
・日程変更には応じず、結局ランチはキャンセルになった
・その後も調整を試みるも、怒りをぶつけられる
こういった状態では、旦那さまのほうの気持ちもしんどくなってしまいます。
こういったことが続いてしまうと
・今後は約束をしないほうがいいのではないか
・今回のランチは調整が難しいのではないか
・話しかけるのが億劫だ
こういった心境に陥ってしまう恐れもあります。
普段の旦那様の行動や言動から、仕事の都合という理由が本当であると推測できる場合は、許すことが自分自身の辛さを軽減することにつながります。
人を変えることは不可能
最後に、人を変えることは不可能、であることお伝えします。
人にはみんなそれぞれの考え方や立場、状況があります。
人の考えを自分が変えることは不可能であると知っておいていただきたいのです。
人の考えを自分で変えられる、と思っていると、思い通りにならないときに『なんで変わらないの』『なんでわかってくれないの』と思ってしまいます。
人に過度な期待をしない、人を変えようと思わない。
変えられるのは自分の考え方のほうです。
自分にはどうしようもないことは、手放しましょう
現代社会に生きていれば、大なり小なり悩みは生じてくるものです。
特に、人間関係の悩みは消えることはないでしょう。
自分にはどうしようもないことについては、【自分の問題ではない】と思って手放してしまいましょう。
旦那さんがなにを最優先するか、というのは、旦那さんにしか決められません。
そこを思い通りにしようとするのではなく、【旦那の優先順位は、自分の問題ではない】と手放すのです。
しかし、旦那さんの優先順位は思い通りにできなくても記念日ランチを別の日に調整しなおすことはできるでしょう。
これで、目的だった【記念日ランチ】は実現します。
どうすれば自分の希望が実現するか?というのは、考え方を柔軟にすることで見えてきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。