セール貧乏にならないために 守りたい3つのルール
夏のセールが始まる時期です。30%、50%、60%引きになると「この機会に!」と思ったり、街の雰囲気的に何かを買わなきゃという気になってしまうものです。セールをうまく活用することができれば節約にもつながるのですが、おトクにつられてお金を使い過ぎてしまっては本末転倒です。
「1万円の洋服が5000円だから5000円のトク」「5000円もうかった」という発想で買い物を重ねがちですが、実際には「5000円の支出」になり、お財布から確実に5000円を減らすことになるのです。
クレジットカードで後払いの場合、1~2カ月後の明細で確認をして初めて痛みを感じることになります。「この支出なんだっけ?」とならないように、衝動的な熱狂(ライバルに勝ちたい、おトクを逃したくない)につられて買い物をし過ぎないように心がけましょう。
具体的には次のようなルールを作って買い物に行くことをオススメします。
ルール1:セールに使う予算を立てる
ボーナスがある人はボーナスから予算立てをしましょう。ボーナスがない人はセール貯金をしましょう。毎月の収入やボーナスなどの臨時収入から最低でも10%は貯金にまわしたいところです。
ルール2:できるだけ現金払いを心がける
現金払いにすれば所持金以上には使えなくなります。また、「この1万円を使っていいのかしら?」とクレジットカードよりも1万円の重みが身にしみます。つまり、即座に痛みを感じることにより、買い物額を抑える効果があるのです。
ルール3:お金がない時はセール会場に近づかない
銀行預金の残高が乏しいという時はセール会場などに近づかないようにしましょう。「見るだけ」と思っていても、これが「この値段!?」というおトク商品を見てしまうと誰もが心を動かされるものです。「クレジットカードがあるから」となってしまうのです。我慢をして帰ってきた場合も「買えばよかった」というストレスが貯まるものです。それを考えると近づかないのが一番です。セールは半期に一度以上は必ずあるので買い場は非常にたくさんあると念じましょう。
いかがでしょうか。半期に一度のセールを利用すると、必要な物を半値など安く手に入れることができて家計に役立ちます。しかし、ついつい余分な物や定価の物まで買ってしまいがちなのでしっかりと財布の紐を締めるようにしましょう。ざっくりとした家計簿をつけると毎回使う金額が分かってきます。そうすれば、予算も立てやすく、次回からセール貯金をするなどといった対策も立てられますね。